May 20, 2012

ようやくダム上に

ゴールデン・ウイークが明けてからも、空模様はなかなかcloudthunderrain安定せず、渓に行くにも難しい判断が求められている。
そんな中、この土曜日も何処に行こうかと迷いに迷って、今年初めてマイ・フェイバリットの本流ダム上にbicycle行く事を、前夜になって決めた。実は、単身赴任の引っ越しにまぎれて、1年以上も大切な「まちゃネット」の行方が分からなくなっていたのが、GWの荷物整理で偶然にもflair出てきてくれたので、これで掬うのに相応しい魚は、やっぱりダム上だろうと思ったこと、また、この春ネットでゲットした本流用のフリーストーンSCL8033の入魂がお預けになっていたのも、今回の出撃の大きなモチベーションになったかも。

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いつもながらの遅~い出発でsweat01、釣り開始は12時ちょっと前。流れは雪代の影響を受けたのか、やや青白っぽく濁っていて、10秒間手を浸していられないくらい水温は低い。期待半分、不安半分のスタートだったけれど、水棲昆虫のハッチはそこそこに認められる。そんな中、釣り進むうちに小さなアマゴがいつもの黒パラにヒットしてくれた。SCLの入魂完了と喜びながらcamera記念撮影をしてリリースしようとしたら、尾びれや背びれに黒い縁取りがあることに気が付いた。なるほど、このあたりでシラメというのはあまり聞かないけれど、この時期だから、ダムから上流に遡上するスプリング・ランの個体なのかもconfident2012051923_2

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そこからは、この渓特有の特徴を備えたイワナ達が、頻繁ではないものの黒パラにじゃれついてくる。6寸、7寸と順調にサイズアップし、8寸が釣れた時には、時間は早いけど、もうこれで終了にしてもいいかな~って思ったりした。それでもさらに釣りたいという欲望が打ち勝ったので続いて釣り進み、この区間では最後のポイントかなって思った、なにげない短いストレートでボコっと出たのは、9寸、27センチのとてもshine美しいアマゴだったshine

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とりあえず、まちゃネットに相応しい魚のcamera画像をゲットできたかなあと思ったところで、時間はまだ午後2時。これからが本番かなぁと思いつつ流れを遡ったのだけれど、それからは何となく気が抜けてしまい、後半はちびちゃんのアマゴとイワナを数尾追加するのみにとどまり、午後4時頃には、ちょっと早めに帰り道に着く事にした。

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そんな事で何となく尻すぼみ気味な一日だったけれど、満足感は十分にあって、家に帰って呑んだ地元の酒「若竹、鬼乙女、恋」の切なく甘い味わいが、一日に疲れを癒してくれたconfident

 ~ soccer ~ soccer ~ soccer ~ soccer ~ soccer ~ soccer ~ soccer ~

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開けて日曜日は、久しぶりに島田シニアの練習試合に参加した。
相手チームは静岡市の「アボジFC」、お互いに親父同志ではあるけれど、ミニミニ日韓戦ということでメンバーにも気合いが入る。

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結果的には2対2の引き分けで、めでたしめでたしといったところだったけれど、相手の同点弾となってしまったロングシュートに絡んで、ディフェンダーとしての自分が防ぎきれなかったというプレーがあったので、残念な気持ちは大きい。あのワンプレーが無かったら、勝てていたかもしれないのになぁdespair

ちょっぴり悔しい気持ちを癒してくれたのは、晩酌で飲んだ「開運純米、涼々」
これも静岡酵母の良さを活かしたすっきりと甘いお酒で、静岡県民に生まれた幸せを感じさせてくれる逸品である思う。是非ともお薦めしたい日本のお酒だ。

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さぁて、不安定だった気候も、ようやく収まりを見せてくれている。次の週末は、どこに行こうかなぁhappy01

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May 13, 2012

6フィート6インチの魅力

自分は、小渓流でのアマゴ釣りが好きなので、揃えようという気持ちがあるわけでもないのに、いつのまにか狭い渓で取り回しの良い6フィート6インチクラスで2~4番のロッドが、手許に何本か集まっていた。
今年に入って、アルトモア・ハリーをpcネットでゲットしたけれど、それ以外にもフリーストーンSCLを始めとして、カプラス・カネマラ、オービス・ワンオンス、フェンウイック・イエローグラス、アキスコ・エアライトグラスパックなど、それぞれに個性にあふれる魅力的なロッドに囲まれ、満足感を味わっているconfident

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この土曜日は、職場の2歳下の後輩が急逝し、お昼から葬儀が催され参列したので、釣りに行くなんて事は躊躇われたのだけれど、色々と考える中で、釣りに行かない事が故人が求めることでは決してないと判断して、遅掛けながら渓の空気に浸ることにした。

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葬儀のあった静岡市から1時間ほど山奥に入り、地図を頼りに初めて入る区間は、標高差の少ない低難易度の渓だ。だからこそ、アマゴの棲息に不安があったのだけれど、午後遅くからの短時間ながら意外にも多くのアマゴが出迎えてくれた。決して大きくはなかったけれど。

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この日使ったロッドは、オービスのワンオンス。カーボンシャフトのショートロッドであるというおかげで、しゃきっとした感覚で、とにかく軽くてパワーもあるから一日使っても疲れ知らずという優れたロッドだ。

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そして日曜日は、sun晴れた午前中をsoccerサッカー練習で過ごし、渓には午後出撃。大井川中流域の支流に入ってみると、空は急にcloud雲が広がり、森に覆われた渓は急激に暗くなってしまった。

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魚の反応も、漁協管轄外の渓なので決して多くない。それでも苦労して2尾のアマゴをキャッチしたけれど、どちらも小さいながら素晴らしいコンディションで、ロッドをギュンギュン曲げで楽しませてくれたnotes

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その日曜日に使ったのは、3ピース仕様のフェンウィック・イエローグラス。グラス特有のボヨンボヨンしたアクションで、何本か持っている6フィート6インチのロッドの中では最もフィーリングの合わない1本だ。しかし、フィーリングが合わなくても、何故か時々使ってみたくなる。それは、どんな道具でも、使いこなしてやりたいという意地のようなものかもしれない。
久しぶりにこのロッドを使って再認識したのは、ヒットしてからの楽しさだった。決して大きいとは言えない22cmほどのアマゴでも、冷や冷やsweat01するようなファイトをしてくれたからだ。

どのロッドが一番好きかと聞かれれば、今はフリーストーンSCLと答えるかなconfident。でも、これからも、あれこれローテーションしながら楽しんで行きたいと思う。

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May 07, 2012

雷鳴、驟雨、そして雨上がりに

楽しみにしていたゴールデンウィーク後半は、 生憎のrain雨で始まった。
ぐだぐだと家事で過ごした木曜日と金曜日、ひろりんからご案内のあった「あまご祭り」にも行きたかったのだけれど、出掛けることはかなわず終い。川もさぞかし増水したことだろう。。。

sun天候も回復した土曜日は、知り合いの青年(次男坊の同窓生)に、初めてのフライフィッシングを体験させる約束を果たすことにした。

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午前中、まずは裏の小川でキャスティング練習。バスのルアーフィッシングをやっているということで、どうしても右手首が開いてしまう。そこを矯正するのは簡単ではなく時間もないので、数メートル投げるのがやっとの状態のまま、とりあえずフライを付けオイカワを狙わせてみると、何度か空振りした後で見事にヒットしランディングに持ち込んだhappy01
それならアマゴを釣りに行ってみようと、 noodle昼食後は600円の日釣り入漁券を近所の釣り具屋さんで買ってもらい、一番近場の初心者向きの渓にステージを移したのだけれど・・・。 やっぱりそんなに簡単なものではない。また、午後になって雨の翌日にありがちな強い風が吹くdashという天候に変わり、流れも雨の影響が残って増水気味という悪コンディション。
2012050513_2 そんな中、結局アマゴとの出会いは果たせなかったが、代わりにカワムツが楽しく相手をしてくれ、本人もFFがどういうものであるか理解してくれたようだ。一日の釣りを終えた感想は「渓流って気持ちいいですね 」とconfident
彼がフライフィッシングをやりたいと強く思ってくれたかどうかは分からないが、もしオファーがあれば、また渓に案内しようかと思う。教えるなんてことは、おいらには難しすぎて、とっても出来ないけれどねぇ。

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そして連休最終日、寝坊して家を出たのは10時過ぎ。新茶の柔らかそうな緑が目に眩しい街道を北に向かって2時間。到着した流れは、雨の影響が尾を引いて、釣りなんてとんでもないと言わんばかりの大濁流状態だった despair

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仕方なく、少し戻って入った去年のtyphoon台風の大ダメージを残す小渓は、増水しているものの澄んだ水が流れている。イワナとの出会いを期待して釣り支度をしていると、山全体を震わすような突然の雷鳴が響いた。そして雨。それでも10分ほど流れを黒パラで叩いてみたが、魚の反応は全く無く、目の前の尾根にthunder稲妻thunderが走ったのに恐れをなして、 一目散で車の中に飛び込んだwobbly。しばらく車中で雨宿りをしたものの、すぐに止みそうな様子はない。これで連休も終わりかと、なんとも残念で寂しい気持ちになったけれど、とにかく雷が恐ろしいので釣りは諦め、ちょっと前に上がってきたばかりの街道を下ったdowndown

午後4時頃、街道の途中にある生まれ故郷の町まで近づくと、西に見える大好きな渓の上空がぽっかりと明るくなっている。もしかすると、釣りが出来るかもしれないと思い、渓の上流部に向けてハンドルを切ってみる・・・。

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そして雨が上がり、故郷の渓での1時間半ほどのラストチャンスに、小さいけれど美しいアマゴ達が応えてくれたshineshineshine

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May 01, 2012

地元県より隣県が ◎

heart04心待ちにしていたゴールデンウィークが、いよいよ28日からスタートした。
そして、その初日はとても良いsunお天気に恵まれたので、ステップワゴンにbicycleキャディラックを積み込んで、何年ぶりになるのか忘れてしまったくらいに久しぶりの渓に一人出かけてみた。

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車止めのゲートから自転車に乗り換え、緩やかな登り勾配の舗装路を30分ほど快適に走り、適当なところからNav-Uの地形図を頼りにして、尾根伝いに谷底まで下るが、最後の最後は、かなりの高さからずり落ちるようにして、大いに冷や汗をかいてしまうsweat01sweat01

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そして目に入って来たのは、残念ながら白濁りで増水している流れ。これは厳しいかなと思いつつも、きっと魚は顔を出してくれるだろうと楽観して釣り始めたのだけれど・・・。3時間弱で予定の区間を終了したが、ただ1度の反応もなかった。完全無魚なり~wobbly

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おまけに帰りの自転車では、走り始めてすぐのトンネルで、前輪左側を素掘りの側壁にヒットしてパンク。押して帰るのには距離がありすぎるので、無理して乗ってタイヤもチューブもダメにした。修理代は4200円也。帰りがけに寄った無魚逃れの行きつけの沢でも、バラシ2尾キャッチゼロの散々な一日になってしまったsad

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そんな連休2日目は、ゲン直しに4か月!ぶりでhairsalon床屋に行き、その足でシニアサッカーのsoccer練習にも行って汗を流したが、前日の疲労が残っていたのか23分の4本目で右ふくらはぎを痛めて途中帰宅。それでも午後は、女房殿と静岡にmoneybagショッピングに出かけ、夜は友達夫婦と3組でbeer飲み会bottleと、痛む右足を引きずりながらだったけれどsweat01、盛りだくさんで楽し~い一日にすることが出来たcatface

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そしてGW前半戦の最終日は、カズさんにphonetoお誘いをいただき、たまには隣の県まで行きましょうということになった。新東名もちょっとだけ利用して、約160kmを3時間ほどで走り、shine白い砂が美しく、清冽な水が流れる小渓流に到着。最上流部に入りたかったのだけれど、林道ゲートに2台の先行車両が停まっていたので、少しだけ戻って道路沿いのお手軽区間で釣りをスタートした。
気温は16℃くらいあって寒くはなかったが、標高が1400mほどもあるところだからか、まだ春が来ていないようで、木々は十分に芽吹いておらず、枯れた林のたたずまいは、無機質な感じさえする。それでも、sun陽光がたっぷりと降り注ぎ、白砂の渓は非常に明るく爽やかだ。一方、岩が薄茶色なので、同系のオレンジ色ポストの黒パラが、非常に見え辛いという一面もあった。
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釣りの方は、始めてほどなく、流れの脇の深く緩~いポイントから、小さな魚がゆっくりと浮き上がってきて、もてあそぶようにフライを咥えた。明るい白砂という渓の特徴を表した、白い魚体だ。今シーズンの初イワナに、嬉しさが込み上げるhappy02

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riceball昼食前は水温が上がりきらなかったためか渋い状況だったけれど、午後は活性も徐々に高まり、終わってみれば軽く2桁の釣果を得ていた。サイズの方は、7寸止まりかというところで、結果的にはやや残念感があったけれど、釣っている間はワクワクnoteして非常に楽しく、プチ遠征が出来て本当に良かったと思った。

ということで、この素晴らしい渓にご案内いただいたカズさんには、心から感謝いたすところ。是非またご一緒していただければなぁと思う。今回、初めて訪ねたこの地域を管轄する漁協が、とっても魅力的notesであることが分かったのは、自分にとって大きなmoneybag財産になった。

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カズさん、本当にありがとうございました。近いうちに、ぜひまたよろしくお願いいたしますwink

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April 22, 2012

トリコ・トライコ、厳しい入魂

久しぶりに、天気予報でsun晴れマークが付いた土曜日は、カズさんにphoneto連絡させていただき、ご一緒に♪という事になった。偶然にも、お互いに行きたかった渓がぴったり一致して、ゆっくり目の8時出発でステップワゴンを北に向けて走らせる。

  2012042102_2  cameraファーストショットは、カズさん宅の咲き始めた藤

 途中のダムでは、シバザクラをデジタル・キープ 2012042106

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現地到着は10時半。心配していた先行者は無さそうだ。空を見上げれば、雲が少し早めに流れているものの青く晴れ、明るい渓で釣りができそうなことに胸が躍った。流れはと言えば、水量は少し多めに感じるが、前日のrain雨の濁りなどは無く、クリアな水が流れている。開始から間もなく、カズさんに今シーズンの初イワナがヒットし、期待は高まったのだけれど・・・。

釣れない。魚の気配が感じられない。お昼前の釣りでの反応は1回のみで、フライに触りもしなかった魚は、とても小さかった。カズさんのドライフライにも、ほとんど反応はなかったらしいが、1度だけ良型がフライを追ったようだった。魚が全く居ないということでもないのかもしれない。岸辺に咲くミツバツツジのピンクの花が美しかったのが、唯一の救いだった。

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24hoursコンビニriceballおにぎりの昼食後は、支流に入り込んでみる事に。尾根道を辿って降り立った流れも、コンディションは悪くなさそう。しかし、こちらでも魚の反応がない。それでも何とか苦戦の末、小さなアマゴをヒットに持ち込み、初おろしのフェンウィック・トリコ・トライコに入魂することができたのでホッとした。いやはや、何ともcoldsweats01

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時間は容赦なく過ぎ、これ以上の釣果は望めそうもないと判断して午後3時前には退渓、夕方は一転本流の有名ポイントに車で移動。

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イブニング・ライズの期待があったのだけれど、だんだんと上空のcloud雲が降りてきて霧のような雨が降り出し、魚の活性は上がらないdown。それに、本流の広い流れは、小さな渓でばかり釣りをしている自分には、なかなかポイントがつかめない。それでも、偶然に流れの脇からちびあまごを1尾だけ釣りあげることができ、これでゲームセット。目論んでいたイワナとの出会いが果たせず、残念な思いを残して川を後にした。

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カズさん、一日お付き合いいただきまして、ありがとうございました。ちょっと寂しい釣りになってしまいましたが、これからが良い季節になるかと思いますので、ぜひまたご一緒いただければと思います。

【追記】
フェンウィック・トリコ・トライコは、7ft9in3ピースの3番ロッド。カーボンシートの巻き跡を残した黒いブランクに、小さめのハーフウェルズ・グリップは、おいら好みだ。
しかし、アクションには戸惑った。キャスティングが下手くそな自分が評価するべきじゃないかもしれないけれど、近いポイントを攻めると、上手くループが作れない。その代わり、ロングキャストをすると、気持ち良くラインが伸びる。やはりこのロッドは、本流用として使うべきロッドなのかなと思った confident

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April 15, 2012

祝、新東名開通! ~渓への夢をつなぐ道~

土曜日朝、目が覚めるとtv天気予報どおりにrain雨が降っていた。
これまでも書いたけれど、今シーズンは何故か土曜日に雨が降る。週末釣り師の、それも土曜日をメインとしている自分にとっては、なんとも恨めしい巡り合わせだ despair

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先週は、気温もぐっと上がってup来たので、そろそろイワナの顔を見に行きたいと週末を楽しみにしていたのだけれど、ターゲット変更、どうせならこの日new開通する新東名を帰りに利用できるルートと思い、先週に引き続いて独り東へ走った。

カネマラにサセックスを装着して挑んだ渓は、前日と比較して7℃前後も気温が低下し、スタート11時の気温は13℃。雨は小降りだが、太平洋岸を低気圧が通過する影響か、北からの風が時折強く吹き、キャスティングの難度を高める。流れに手を浸してみれば、こりゃ厳しいなと思わせる冷たさだ。
それでも、アマゴ達は、水面で反応してくれたnotes

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前半の釣りで7尾、riceball昼食後に入った細い支流で4尾、ちびちゃんばかりだったけれど、サッカー1チーム分の釣果に大満足した。昨年の台風で壊滅的な被害を受けたこの水系だけれど、思いつきで入った枝沢は苔むす姿を保っていてくれ、その細い流れから出てきてくれたアマゴは、背中に黒点が無く、体色が飴色っぽい野性的な姿をしていて、思わず見とれてしまう一尾だったcatface
流れの脇を見れば、白く妖しい花が咲いている。ネットで調べてみれば、「キクザキイチゲ」という野草らしい。雨に濡れてこうべを垂れた姿は、とっても控え目でいじらしく見えた。

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午後4時になり、釣りの方も満足したかなといったところで、カーラジオで放送するサッカー中継が気になったので、渓から上がり一路新東名のインターチェンジへ向けてハンドルを切る。料金所手前の電光掲示板では、いきなりの渋滞情報だったけれど、新しい道路は素晴らしく快適で、51.6kmを休日ETC割引で550円は惜しくない投資かなと思った。何より、静清バイパスの渋滞を回避できることが、精神的にもとても有難い。時間的には15分から20分程度の短縮となった今回の釣行だったけれど、これは癖になりそうだなぁと思ってしまったcoldsweats01

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山間部を縦貫する新道ゆえ、自然に及ぼした影響は大きく、渓流の姿を変えてしまったところも多く残念ではあったとは思うのだけれど、新東名が出来たことで、東西のアクセスが飛躍的に向上したと思う。県民の期待が計り知れないくらい大きかったこの道の開通は、自分にとってまさに、渓への夢をつなぐ道となりそうだhappy01

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April 08, 2012

ちょっと寒かったけれど、春を遊んだ

先週の半ばは、bomb爆弾typhoon低気圧とやらが日本列島を縦断して、各地に大変な被害をもたらしてしまった。静岡県内も多くの被害が報告された中、運悪く被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。

そして山々に降ったrain雨と強風dashの影響は、この時期として結構大きかったようだthink。渓流釣りのシーンでも、県内はかなり厳しい状況だろうなぁと思いつつ、土曜日はgoo~さんをお誘いして、大好きな湧水の水系へ出かけてみた。

目的地近くのファミマで、goo~さんが土壇場でお誘いしてくれたMちゃんと落ち合い、まずは今季実績のあった、水系支流の源流部の森へ潜り込んでみる。

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2012040708流れでは、小型のカディスやメイフライなどが明るい日差しの中に踊っている。期待に溢れたスタートはwatch午前9時過ぎ、めぼしいポイントを3人交互で探っていく。ところが、なかなか魚っ気が感じられない。それでも、薄暗い区間から、sunお日さまの光が届くポイントに出たとたん、17番の黒パラに小さなアマゴがヒットしてくれた。
goo~さんとMちゃんはどうかなと見れば、お二人とも、かなり苦戦はしたものの、お昼前の釣りで、なんとか美しく可愛らしいアマゴとの出逢いを果たしてくれたようだ。良かった良かった~♪ホッcoldsweats01

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午前の釣りが長引いて、ちょっと遅めとなった昼食は、少し移動した湖のほとりでriceballお弁当を広げたのだけれど、野性?の鴨やガン、オオバン達の、強烈なおねだりがあったりで、弛る~く楽しいひと時になったconfident

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後半の部は、車で少し下流部に移動してみたのだけれど、とにかく昨年の大水の影響か、渓相が激変してしまい成す術なし。穴倉のような支流も覗いてみたけれど、超おちびちゃんのアタックがあったのみだったgawk

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ということで、goo~さん、Mちゃん、一日お付き合いありがとうございました。全体的には、思ったほど気温が上がらず厳しい釣りになってしまい、ご案内した立場としては残念に思っております。
それから、素晴らしいお土産を、どうもありがとうございました。釣果はさておき、とってもHappyになりました~notes
次回は、もっと東の渓ということになるかもしれませんが、また是非よろしくお願いいたしますね happy01

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さて、一夜開けた日曜日も、静岡県内は良いsunお天気に恵まれた。
朝一番の市内一斉川ざらいで汗を流しsweat01、お風呂で泥と汗を落してから、大井川沿いのcherryblossom桜の名所に向けて、女房殿とドライブに出発~dash

最初の目的地は、家山の桜トンネル。相変わらずの見事さだったけれど、桜の木の老朽化が気になった。ソメイヨシノの寿命は、人間とほぼ同じそうだ。今後は、世代交代を図っていかなければならないだろう。って、我が職場と同じような・・・(^^;

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次は、家山の山奥で茶畑の中に1本どっしりと咲く「水目桜:ミズメザクラ」。樹齢300年とも言われる古木は、何とも言えないオーラを感じさせてくれ、神々しくもあった。

3番目は、川根高校周辺が会場となる桜祭りの枝垂れザクラ。あと数日後が見頃かなぁと思わせる蕾の状況だったけれど、咲いていた淡いピンクの花は、清楚でいて華やかな、と~っても良い感じがした。
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その桜祭り会場で、出店のお弁当や手打ち蕎麦などに舌鼓を打った後は、女房殿に車中のお昼ねタイムsleepyを取っていただき、ちょっとだけ釣りをsweat01
1時間勝負のお約束で、かろうじて終了間際に1尾のアマゴと出逢えたのは、本当に幸運だったかも。

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この週末の締めくくりは、夕方帰宅してからの裏の小川のお散歩。
土手の桜も満開。薄紅色の花弁が、ちらほらと舞い散る桜のトンネルの中を歩くのは、なんだかとっても胸にしみる感じがした。

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こうして過ごした週末土日は、思った以上に充実して、とにもかくにも幸せを感じる事ができた。人間、明日は何が起こるかわからない。楽しめる時に楽しんだ、本当に良い週末を送らせていただいたと思うconfident

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さて、釣り仲間ひろりんから、とっても楽しそうなイベント情報が届きました。
以下に、内容をお知らせいたします。
ゴールデンウィークの一日を、是非とも大井川でお過ごしいただきたいと思います。
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 第2回 井川漁協主催「あまごまつり」が、 5月4日(みどりの日)に、大井川本流南アルプス井川オートキャンプ場前(静岡市葵区田代449-2)で行われます。
 ゲストにテンカラ釣りの第一人者として知られ“渓のおきな”の愛称で渓流釣りファンに親しまれている瀬畑 雄三さん。プロ・フライフィッシャー、日本の渓流魚イワナ・ヤマメのフライフィッシングを確立した、ロングティペット・リーダーシステムの元祖でもある岩井渓一郎さんも来場します。
 その他、楽しいイベントも開催します。GWご家族連れで是非、遊びに来て下さい。
詳細は ↓
http://ikawaamago.yu-yake.comをご覧下さい。

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April 01, 2012

小川の土手は花景色

今シーズンの天候の巡り合わせは、どうしてこうも、週末になるとrain雨というパターンが多いのだろうか。despair
3月最後の土曜日も、県内は全域で雨風が強い荒れ模様で、とても釣りどころではなかった。しかし、その雨も夕方には止んで、明けた日曜日は時折強く風が吹くものの、まずまずのshineお天気になってくれた。

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思いっきり寝坊してbreadcafe朝食は8時過ぎ。その後は女房殿と裏の小川の土手を、お互いにダイエットを意識しながらのお散歩を楽しむ。
先週は、ようやく気温が上昇してきた感じがあったけれど、川沿いに咲く草木の花が、見事に春の訪れを見せてくれていた。
土手を黄色く彩った菜の花は、そろそろ終盤。そして数日前に咲き始めたかなと思っていたcherryblossom桜の花は、一気に5分咲きになっている。地面には水仙、ムスカリ、花韮などなど。
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水面には何種類かの鴨達が可愛らしい姿を見せていて、なんとも言えない和やかなお散歩を楽しめた。

さて、釣りは半ば諦めていた週末だったけれど、お散歩の後、女房殿の寛大な計らいで午後4時までの自由時間をいただいたので、一目散に北に向かって走るsweat01
渓では、ミツマタやミツバツツジの花が出迎えてくれた。
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ちょうどお昼から3時までの釣りで、cameraデジタルキープできたのは2尾のちびあまご。強い西風にフライが翻弄され思わぬ我慢を強いられたけれど、今週も川辺に立つ事ができたことに感謝。次の週末は、桜吹雪の中で、是非とも良い型の渓魚に逢いたいものだconfident

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March 25, 2012

NEWネットを持って出かけた♪

rain雨の週末が開け、一日置いた火曜日は春分の日で休日。
せっかくsun晴れたのだから、釣りに行きて~!と思い、女房殿のご機嫌をうかがうと、ちょっとangry不満顔だったけれど何とかご了解をいただいた。そこで、goo~さんから譲っていただいた新作の「ちびあまご・ベンド」ネットを持って、車を北に走らせるcoldsweats01

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ちょうどお昼の到着で、幸いにも先行者は居ないようだ。この日選んだロッドは、グラス・フィールの6.9ft3番。始めのうちは、グラスロッド特有の重ったるいアクションのため力を入れ過ぎて、トップガイドで岩を叩いてdownしまったりしたが、徐々に慣れてきてゆっくりと振ってみると、ラインがうまく乗るようになってきた。

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すると、緩やかに流れるストレートの手前の方で、黒パラに良型のアタックがあったがヒット出来ない。少し時間を取って、もう少し奥の方から流し直してみると、今度はしっかりとヒット!慎重に取り込んでみると、ちょっとやせ気味だけれどネットの内寸にぴったりサイズのアマゴで、ちびあまご・ベンドに、無事釣り師の魂を入れる事ができたことに一安心happy01

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結局この日は、3時間で3尾をcameraデジタルキープするにとどまったけれど、釣果はこんなものかなぁと思う。でも、昨年の台風で荒れ果ててしまった渓の様子には、本当にがっかりしたthink。工事の車両も入っていて、これからどうなってしまうのかも心配で仕方ない。魚達が棲み続ける環境だけは保ってもらいたいものだと思いつつ、一日の釣りを終えた。

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さて、この週末も雨が降るというtv週間天気予報だったけれど、土曜日はなんとかお陽様が顔を出してくれた。しかし、金曜日に降った雨は結構まとまっていて、大井川の支流は厳しい状況だろうと思う。それなら再び湧水の川に出かけようかなぁと考え、急な思いつきで、通り道にお宅があるgoo~さんをphonetoお誘いしてみると、気持ち良く賛同して下さった。

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最初に入った区間は、1週間前に楽しんだ支流。雨が降っていた前回より好条件なので期待感が高まったが、魚の出が極めて渋いsweat01。この日用意したロッドは、KAZEウルトラミッジという7.7ftの1番ロッドだったが、決して道具のせいではなく、出てもなかなかヒットしない。魚がしっかりとフライを咥えないという感じだ。ぽつりぽつりと魚は出てくれたが、二桁を数えるアタックがあって、取り込んだのは3尾のみ。バラした魚が片手に余ったのは、何とも情けなかったdespair

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午後は、レインボウ混じりの爆釣を期待して別の小渓流に入ったが、こちらも反応が渋い。goo~さんには、とっても良い小渓流ですよと、散々吹聴してしまっていたが、思いっきり期待外れをさせてしまい、本当に申し訳なく思うcoldsweats01。それでも、2人同時に、小さな小さなレインボウをヒットさせ、やってみたかった兄弟ネットを並べてのcamera写真撮影に成功できたのは、本日のささやかな成果だったかなぁ。

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夕方は本流筋に移動して、大型を狙ってみるも不発。本日の敗因について、二人で検討してみたが、金曜日に降った雨が、上流部の山の雪を溶かし、一気に水温が下がったのではということに落ち着いた。週末になると雨だ雨だとボヤいていたけれど、晴れたから釣れるとは限らないということなんだなぁ。帰りの車の中では、盛期に入っての釣りの相談などしながら、楽しく過ごせて、一人での帰り道より時間が短く感じられた。goo~さん、突然のお誘いにもかかわらず、一日ご一緒いただきまして、本当にありがとうございましたwink

【物欲大爆発~!】
今年に入ってから、なんとなく物欲にannoy火が付いてしまい、自分ながら反省しきりなのだけれど・・・coldsweats01

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結婚30周年ということで、ダイワのパックロッドをヤフオクで手に入れたのは、既にpcログに残したところ。それ以降、ヤフオクをだらだらと眺める癖がついてしまい、

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見つけたのが本来30周年ロッドとするつもりだったシマノ・フリーストーンSCL8033。若干の勝負の後、まんまと手にすることが出来た。届いてみれば、まずまず思い通りのロッドであったことに満足good

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そして第3弾(^^;、フェンウィックのトリコトライコなるロッドを見つけてしまったのが運の尽き(ツキ?)、bottle晩酌後の緩みきった気分でぽちっとしてしまい、結局落札~。でも、届いたロッドは、思った以上に自分の好みにぴったり(特にオールコルクでハーフウエルズの小さめのグリップ)で、またまた大満足scissors
moneybag財布の中身は軽くなり放題のこの頃だけれど、物欲の方は良い塩梅に満たされて、なんとなく満足~な毎日を送っているのだcatface

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March 19, 2012

雨のアマゴ・フォレスト

shine美しいアマゴが流れに育つためには、もちろん清冽な水が必要なのだけれど、その水を生み出すのは、森の力なんだと思う。
~あまごの森~そんな渓へrain雨の土曜日に一人出かけてみた。

渓流解禁を迎えてから、何とも残念な事に、何故か週末になると雨が巡って来るsweat01。水面での釣りに雨は厳しい条件となるけれど、比較的影響の少ない渓も探せばあるものだ。特に湧水を源とする流れは、雨の日にもチャンスを恵んでくれるgood

2012031702さて、釣り始めは既に午後1時近い。車の温度計は10℃を示している。小雨が落ちる暗い渓だけれど、僅ながらも羽虫が舞っているので、チャンスはありそうだと思って釣り上がって行くが、魚の反応はほとんど無いthink。水中の木の枝に引っ掛ったフライを外そうと水に手を浸してみれば、驚くほどの冷たさを感じる。この雨は、上流部の雪を融かしたのだろうかdown

何の反応もない、無為な時間を3時間近くも費やした頃、ようやく小さくも美しいアマゴが黒パラをくわえてcameraG9のメモリに納まってくれた。やれやれとホッとするcoldsweats01
そして、その辺りからは、急に魚達の反応が良くなった。最盛期のアマゴらしく、落ち込みの直上のポイントから反応したかと思えば、流れの脇の、底が丸見えの浅場から、もんどり打ってフライに出るup

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今までって何だったの?とか思いつつ、時間帯のせいなのか、釣り人のプレッシャーだったせいなのか、とにもかくにも一気に楽しい状況に突入して、あっという間に午後4時の退渓時間を迎えてしまった。まだまだ明るさの残る空を仰ぎながら、流れの先に未練を残しつつも竿を納めることとするcatface

結局6寸を頭の、都合7尾のちびあまごと遊ばせていただいただけだったけれど、初めて歩いてみた区間に、しっかりと魚達が棲息してくれていたことを確認できたことで、また一つ、引き出しを増やせたように思う。低気温と雨という条件で強いられ感も強かったけれど、それなりに満足できた一日に、ますますこの川が好きになってしまった happy01

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