ようやくダム上に
ゴールデン・ウイークが明けてからも、空模様はなかなか安定せず、渓に行くにも難しい判断が求められている。
そんな中、この土曜日も何処に行こうかと迷いに迷って、今年初めてマイ・フェイバリットの本流ダム上に行く事を、前夜になって決めた。実は、単身赴任の引っ越しにまぎれて、1年以上も大切な「まちゃネット」の行方が分からなくなっていたのが、GWの荷物整理で偶然にも
出てきてくれたので、これで掬うのに相応しい魚は、やっぱりダム上だろうと思ったこと、また、この春ネットでゲットした本流用のフリーストーンSCL8033の入魂がお預けになっていたのも、今回の出撃の大きなモチベーションになったかも。
いつもながらの遅~い出発で、釣り開始は12時ちょっと前。流れは雪代の影響を受けたのか、やや青白っぽく濁っていて、10秒間手を浸していられないくらい水温は低い。期待半分、不安半分のスタートだったけれど、水棲昆虫のハッチはそこそこに認められる。そんな中、釣り進むうちに小さなアマゴがいつもの黒パラにヒットしてくれた。SCLの入魂完了と喜びながら
記念撮影をしてリリースしようとしたら、尾びれや背びれに黒い縁取りがあることに気が付いた。なるほど、このあたりでシラメというのはあまり聞かないけれど、この時期だから、ダムから上流に遡上するスプリング・ランの個体なのかも
そこからは、この渓特有の特徴を備えたイワナ達が、頻繁ではないものの黒パラにじゃれついてくる。6寸、7寸と順調にサイズアップし、8寸が釣れた時には、時間は早いけど、もうこれで終了にしてもいいかな~って思ったりした。それでもさらに釣りたいという欲望が打ち勝ったので続いて釣り進み、この区間では最後のポイントかなって思った、なにげない短いストレートでボコっと出たのは、9寸、27センチのとても美しいアマゴだった
とりあえず、まちゃネットに相応しい魚の画像をゲットできたかなあと思ったところで、時間はまだ午後2時。これからが本番かなぁと思いつつ流れを遡ったのだけれど、それからは何となく気が抜けてしまい、後半はちびちゃんのアマゴとイワナを数尾追加するのみにとどまり、午後4時頃には、ちょっと早めに帰り道に着く事にした。
そんな事で何となく尻すぼみ気味な一日だったけれど、満足感は十分にあって、家に帰って呑んだ地元の酒「若竹、鬼乙女、恋」の切なく甘い味わいが、一日に疲れを癒してくれた
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開けて日曜日は、久しぶりに島田シニアの練習試合に参加した。
相手チームは静岡市の「アボジFC」、お互いに親父同志ではあるけれど、ミニミニ日韓戦ということでメンバーにも気合いが入る。
結果的には2対2の引き分けで、めでたしめでたしといったところだったけれど、相手の同点弾となってしまったロングシュートに絡んで、ディフェンダーとしての自分が防ぎきれなかったというプレーがあったので、残念な気持ちは大きい。あのワンプレーが無かったら、勝てていたかもしれないのになぁ
ちょっぴり悔しい気持ちを癒してくれたのは、晩酌で飲んだ「開運純米、涼々」
これも静岡酵母の良さを活かしたすっきりと甘いお酒で、静岡県民に生まれた幸せを感じさせてくれる逸品である思う。是非ともお薦めしたい日本のお酒だ。
さぁて、不安定だった気候も、ようやく収まりを見せてくれている。次の週末は、どこに行こうかなぁ