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August 26, 2024

自信を失った2釣行

お盆シーズンを過ぎた先週火曜日は、近所のてんから師Sさんにご一緒いただき、大井川の偵察に出かけてみた。
家を7時に出てのんびり順調に車を走らせたが、8時40分過ぎ、井川ダムに抜ける市道で想定外の工事時間帯通行止めに遭遇。10時30分まで通れないとのことで、接阻峡温泉地区まで戻って時間をつぶす。いつもなら満々と水を湛えている長島ダム湖が、この日は減水していて、流れに大きな魚影が見えたので、河原へ降りて竿を振ってみたが、当然のように何も釣れなかった(^-^;
いきなり2時間のタイムロスを喰らってしまったので、改めて行き先を、手軽に入れて竿が振りやすい人気の支流とする。1か月前に独り入った際には、3時間ほどで6尾のイワナと出会えたので、まあなんとか釣れるだろうと高を括っていたのだが・・・。
スタートから30分ほどで小振りのイワナが釣れたものの、その後は魚信が出ない。3時間ほど流れを遡行したが、釣れそうな気配が全くしなかったので、2時半頃にはギブアップ。一旦車に戻って、前週に尺アマゴを釣った沢の下流部へ移動したが、自分の毛鉤に反応する魚は皆無。そこでは、Sさんが小さなアマゴを釣ったのみで、午後4時過ぎに終了とした。
結局、1日やってデジタルキープできたのがちびイワナ1尾のみとあって、大いに自信を失った気分。しかしSさんから、「今日は、この渓に来られて良かった」と言っていただけたので、少しだけ気持ちも収まった気がする一日だった。

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中1日置いた木曜日の、天気予報はどこも傘マーク。それでも山梨県北まで行けば降水量も少なそうだと思い、前回の満たされない気持ちをひきずりながら、独り塩の道を北上した。
目指した沢へは9時過ぎに到着。頭上には青空が広がり、まだ雨の気配はない。そんな中、BHラッシーをポイントに投じて行けば、小さなイワナが追ってくる。しかしこの日は何故か、明確に魚信が出ても鉤掛かりする確率が低く、バラしも多発した。午前中の3時間弱で、ちょうど10尾の釣果を得られはしたものの、全て20cmにも満たないちびイワナばかり。8寸はありそうな魚も数度掛けたが、全てバラして意気消沈。
午後はアマゴ狙いで下流へ移動したが、ここでも良型はバラし、2時間でちびアマゴ1尾とちびイワナ2尾の釣果。先に進む気力が失せた午後2時半で、早仕舞いとする。心配していた雨に降られなかったことはありがたかったが、またしても自信を失う一日だった。

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さて、8月も最終週に入ったが、台風の来襲で釣りは当分お預けになりそうだ。9月に入れば、ちょっと楽しみな約束が控えているので、大いに期待したいと思っている。

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August 19, 2024

お盆の授かりもの

小学生だった頃、夏休みは毎日のように近くの小川へ雑魚捕り行っていた。しかし、母からは「お盆はご先祖様が帰ってくるから、殺生をしちゃいけません」と言われ、その期間だけは我慢したものだった。大人になりキャッチ&リリースを覚えてからは、殺生はしないとうそぶいて、お盆時期でも、しばしば湖や川に出かけるようになる。そして今年も15日に、手近なところでアマゴやイワナに会いたいなぁと思い、2.4mのてんから竿を携えて、大井川の「ありがた沢」の一つを独り目指した。
標高800mほどの目的地への到着は10時少し前。空は晴れ、気温23℃と絶好の釣り日和だ。釣り仲間の情報では、今シーズンは魚が少ないとのことだったが、確かに暫くは毛鉤への反応が無かった。
30分以上過ぎてから、ようやくあかちゃんイワナが、BHラッシーに黒ハックルを巻いた毛鉤にヒット。こういう個体が居るという事は、渓で再生産が成されている証しだと、ちょっぴり嬉しくなる。そしてその先で、7寸超えの良型アマゴをキャッチ。沢山の餌を食べているらしく、堂々としたお腹をしていた。そこからは、小振りなアマゴとイワナが、ぽつりぽつりと釣れて来る。

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午後1時過ぎになって、頭上に黒雲が広がり、遠くから雷鳴が近づいてきた。と思うと、急に大粒の雨が落ち出す。近くの橋の下に駆け込み、レインウエアを羽織って暫しの雨宿り。流れが濁ってしまったら、強制終了かなと思ったが、幸いにも雨は20分ほどで止み、濁りも増水も無く釣りを再開した。
するとすぐにちびイワナをキャッチして、釣果二桁に王手をかける。そして次のプールに、パートリッジハックルの毛鉤を投じて流れに乗せると、ラインがフッと止まった。すかさずアワせると、強烈な引き。デカイぞと緊張する。竿は細いが、5Xのティペットを信じて強引にやりとりし、数分後にネットからはみ出さんばかりの良型アマゴを、無事ランディングすることができた。記念撮影して体長を測ってみれば、なんと33cmのレコードサイズだ。

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ネットに横たわる右半身を短い動画に撮り、左半身もと思ったところで油断。あれよあれよという間に、アマゴは流れに戻って行ってしまった。リリースシーンも撮りたかったのだけれど、思いは叶わず。それでも、これ以上は無いような、山の神様からの授かりものだったなぁと、満たされた気持ちになった。
それにしても、8寸サイズが釣れれば大喜びの細い沢に、これほどまでに育ったアマゴが居たことに驚くばかり。こんな出会いは、もう二度とないかもしれないなぁ。

YouTube動画もご視聴いただければ幸いに思います。

 

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August 12, 2024

4連ホーンをぶら下げて

今年は熊の出没が多いようだが、出会わないために装備するものは、熊鈴、爆竹、ホイッスルなどがポピュラーなところ。自分は、Jリーグが発足した頃に応援で使い、その後全く出番がなくなった4連ホーンを活用できないかと思い付き、車の中に放り込んでいた。
先週の木曜日、またいつもの隣県南アルプス方面へ独り出かけたのだが、現地到着直前で、交通整理員の方から「昨日すぐそこで子熊が出た。親熊もいるかもしれないから、十分に気を付けてください」と言われる。そこで、タックルパックに4連ホーンをぶらさげて、入渓点を目指すことにした。途中で試しに軽く吹いてみると、谷間に響いた音は意外に大きい。これでは熊も驚きそうだが、釣り人や登山者も驚かして迷惑だろうと考えて、余程不安になった時以外は使うまいと思った。

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この日は、午後に天候が不安定になるとの予報だったので、車から近い区間でお茶を濁すかと目論んでいたが、駐車スペースに先着して釣り支度をしていたフライフィッシャーが、ちょうどその辺りに入る予定とのこと。天候急変を心配しつつ、上流を目指し登山道を小一時間歩いて入渓。 頭上に青空が広がって眩しいほどに明るい流れは、前回よりかなり渇水していたので、イワナたちは神経質になって深みに沈んでいるかと思ったが、意外にも浅い流れから反応がある。2024080828-448x335 フライは、いつものニンフ「BHラッシー」のテールを省略し、代わりに黒のハックルを巻いたウエットパターン。それが、瀬の中でイワナを良く誘ってくれた。時間帯なのか区間なのかはわからないが、前半戦はやや渋めで、昼食後は快釣。型は26cm止まりだったが、午後2時までにトリプル二桁を達成して大満足。もう少しやりたい気持ちはあったけれど、頭上に広がってきた黒雲にビビッて、早々に退散することとした。

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結局、雨に降られることは無く、4連ホーンの出番も無かったが、それが何よりもありがたかったかもしれない。

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August 05, 2024

独りも好し、大勢も好し

酷暑の時季を迎えて、日曜日午前中のサッカー練習が一段と過酷になってきた。たいして走るわけではないけれど、炎天下のグラウンドに2時間居るだけで老体は疲労する。それが2~3日尾を引くので、先週も木曜日になってようやく、南アルプス方面へ出かけた。
車止め到着は10時過ぎ。今回は、10分も歩かない手近な激戦区間へ入渓する。苦戦は覚悟していたが、魚の反応はやはり激渋で、スタートから1時間経って、ようやく小振りなイワナがBHラッシーにヒット。しかし、そこからはイワナ達の活性が上がったようで、独りのんびり釣り上がり、終わってみれば午後3時半までにダブル二桁釣果を達成。他の釣り人に出会う事も無く、型も28cmが出てくれて、この区間を歩いて良かったなぁと思える一日になった。

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中一日置いた土曜日は、釣り友KEN2さんにお誘いいただき、最近釣れていないとの噂の大井川の某支流へ、敢えて出かけてみた。
車から自転車へ乗り継いで、現地到着は9時半。頭上を遮るものの無い本流の広河原を、汗かきながら渡って入渓する。スタートからほどなくKEN2さんのルアーに、素晴らしく美しいアマゴがヒットして、期待が高まった。そして自分にも、8寸越えのグッドコンディションのアマゴがヒット。背中へのスレ掛かりだったので、散々暴れまくって冷や冷やしたけれど、無事ランディングする。暫く進んだポイントでは、KEN2さんとイワナのダブルヒットもあったが、魚の反応はやや渋め。確かに今シーズンは釣れないという感じもしたが、魚が居ないという訳ではないのだろう。
昼食後にリスタートしたところで、下流から釣り人が上がって来た。それが偶然にも、釣り友アマゴ27さん。東京のお友達2人を連れて、渓を案内してきたとのこと。せっかくなので、少し上流の区間に入ってみてはいかがと先を譲った。その後も渋いながらぽつぽつとイワナが出てくれて、午後3時で終了。なんとか2桁釣果を達成できて、満足の一日となった。

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という事で、先週は単独釣行とペア+α釣行となったが、どちらもそれぞれ楽しかった。結局、魚さえ釣れれば楽しいということなんだけれども。(^-^;

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