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June 24, 2024

白イワナの子は黒い!?

6月も後半に入り、梅雨入り直前の不安定な天候が続いている。そんな先週は、雨が降った翌々日の木曜日に、隣県北部の渓の源流へ独り出かけた。
目当ての渓は、保水力が豊かな森の中を細々と流れている。したがって、降雨の影響が少ないだろうと読んでみた。そして、たどり着いてみれば若干の増水ながら流れはクリアで、まずまずの好条件だ。標高が1500mに達する辺りなので、空気も水も冷たかったが、多くの水棲昆虫が乱舞していて、期待が高まる。
この流れの源は、花崗岩が形成する険しい山。その岩が削れた砂が織りなす渓は、白くて明るく美しい。そして、そこに棲む渓魚達は、砂の色を反映してか、白っぽい体色をしている。14番のBHラッシーに出てくれたイワナ達も白く、オレンジ色の尾びれが印象的だった。
Xga2024062055-448x337その中で、拙い毛鉤に時折絡みついてきた、当歳モノと思しきちびちゃん達は、どれもなぜか真っ黒な姿をしている。これまで随分と訪れている渓なのに、この時になってようやく、イワナ達は生まれた時には黒い姿で、成長するにつれて環境に合わせ、白く変貌していくのかもしれないと思った。
釣果はと言えば、午前中は先行者の後追いで渋かったものの、午後は活性が上がって2桁達成。型も、この渓としては上々の8寸クラスが出てくれた。そして、源流部ならではの、原種っぽいイワナとも出会え、片道約150kmを走った甲斐がある一日となった。

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さて、中1日置いた土曜日は、ぽっかり空いた昼前後の時間に、漁協准組合員の任務を果たすべく、原野谷川へ河川パトロールに出かけた。実は、てんから竿で逆さ毛鉤を操る、練習をしたいと思ったからなのだけれど。(^-^;
午前10時に到着。流れのコンディションは、ヒップブーツでは遡行が厳しいくらいの増水で、薄く濁りが入っている。条件的には悪くないなと思いながら、流れに毛鉤を打ち、竿先で誘いをかけるように釣り上がると、早速ヒットしてくれたのは、いかつい顔のカワムツ君。そして次に出てくれたのは、カワムツサイズのちびあまご。続く大渕では、成魚放流モノながら26cmの美しいアマゴが、久しぶりに持ち出したPOP-STARを満月に引き絞ってくれた。
午後1時まで渓を遡って、釣果はアマゴ4尾とカワムツたくさん。特に、この渓で育ったと思しき、美しいちびあまごが3尾釣れたのは、漁協の取り組みの成果に他ならない。秋までに、もう少し大きくなって、釣り人のみなさんを楽しませて欲しいものだ。

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June 17, 2024

アルトモアとグレンモア

このところ、敢えてハンディキャップ戦に挑む釣りが続いていたので、先週木曜日は、手持ちの中からニンフフィッシングに最適と思える竿を持ち出して、ヤナさんと馴染みの山岳渓流へ出かけた。
ダイワアルトモアX・F842-3LL。それは1999年発売の古~いフライロッドで、当時誕生日プレゼントに女房殿から頂戴した貴重な竿だ。スペックは品番が表すとおり、8フィート4インチ2番3ピース。LLはロングリーダーのために設計されたということかもしれないが、自分はショートリーダー派なので、この日も全長9フィートほどの自作リーダーにBHラッシーを結んでポイントを探る。
Xgayana2024061302-336x448 先行者の「水が滴る」足跡を追っての釣りだったが、細く軽くしなやかなロッドアクションを愉しみつつ、重箱の隅をつつくように攻めて行き、午前中2時間の釣果はイワナ8尾。ちょっと渋いなぁと思ったものの、午後に入って反応が良くなり、終わってみれば今回もダブル二桁を達成できた。しかし型は25cm止まりで、ロッドのポテンシャルを引き出す釣りにはならず、贅沢と言われるかもしれないけれど、やや消化不良気味な一日だった。

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中1日置いた土曜日は、女房殿から来客のために家の駐車場を空けて欲しいと願われて、やむを得ず(笑)釣り支度を持って大井川を遡る。向ったのは、解禁当初に1度の反応もなかった支流。昨シーズンは良い釣りができた渓なので、もう一度魚が居るか確認したいと思って入渓した。
この日のロッドは、アルトモアXと対照的なダイワグレンモア・F692-3YS(ヤブサワスペシャル)を選択。こちらも2000年発売の古いフライロッドで、販売終了後にネットオークションで手に入れた物。6フィート9インチ2番3ピースという小渓流向けのスペックだ。
BHラッシーを5Xのティペットに結び付け、アルトモアXとの違いを愉しみつつ渓を遡るが、やはり魚の反応は薄い。午前中の2時間はイワナを3尾キャッチするに留まったが、とりあえず魚が居ることは確認できて、良かったなぁと思えた。
Xga2024061510-448x336 区間の中間にある迫力満点の堰堤を越えた午後は、若干魚の反応も良くなり、1時間ちょっとでイワナ5尾を追加。退渓点に辿り着いたので、そこから枝沢の様子を見に行って、めでたく2桁釣果を達成できた。しかも型は、26cmに続いて29cmの泣き尺イワナまで出てくれ、良型にも対応するグレンモアのポテンシャルを、存分に堪能できた大満足の一日となった。

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それにしても、平成の時代には、日本のメジャーな釣り具メーカーが、こぞって秀逸なフライロッドをリリースしてくれていた。それが今では、ちょっと寂しいなと思うのは・・、自分だけだろうか。



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June 10, 2024

同シリーズなのに別物!?

このところ、てんから釣法がマイブームになり、てんから竿を使用した日記が続いた。一番のお気に入り竿は「ブルーヘロンULテンカラ806」だが、比較するために調達した「てんから源240」が、安竿ながら意外にも楽しかったので、ついついもう1段階短い「てんから源210」を買ってしまった。事前に確認していたスペックから、どんな竿なのか想像はしていたのだけれど・・・。
Xga2024053103-448x336 一言で表せば、同シリーズなのに別物。グリップデザインや塗りは統一されたものだが、継数が多いため210は短いのに太くて重い。細かい数値は大橋漁具のHPで見ていただくとして、以前紹介したことがある「つりパス21」と同様の、棒のようなアクションだった(^-^; さて、どう使ってやろうかと考えたが、木曜日にヤナさんと山岳イワナに会いに行くことになったので、とりあえず携行した。
20240606hosomiti-448x336 お気に入りの山岳渓流へは3週間ぶりとなるが、この日も好天に恵まれ流れのコンディションも良く、元気な沢山のイワナたちが、先鋒のJストリーム701を曲げてくれる。午前中に釣果が2桁に乗って余裕が出たので、次鋒のてんから源210にチェンジ。14番の黒パラシュートをセットして、本流脇の細い流れを探っていくと、面白いようにイワナが出る。幸運にも9寸イワナがヒットしてくれたが、ファイトに何の不安もなく、使える竿であることを確認出来て納得。出番は少ないと思うけれど、また渓へ持ち出したい竿となった。

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さて、中1日置いた土曜日は、もう一度てんから源240を振ってみたくなり、独りのんびりと原野谷川に出かけた。
10時半から釣り始め、午後1時半まで渓を歩いて、釣果は成魚放流物のアマゴ2尾とネイティブなカワムツたくさん。細身でしなやかな源240は、小さなカワムツから8寸アマゴまで、そのファイトを十分に堪能できて愉しかった。携帯性では210の方が勝るものの、釣り味では240。結局は、2本共持つことができて、良かったのかもしれない。遅い昼食に、ならここ食堂のかき揚げ付きざる蕎麦を大盛で食べて、心もお腹も満足の一日だった。

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【6月11日追記】 
 6月6日の釣り動画を、YouTubeにアップしました。大変短い動画ですが、お暇な時にご視聴いただければ幸いです。
 

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June 03, 2024

ハンディキャップ戦のススメ

Xga2024053057-448x336_20240602164901 先週の日曜日に発生した台風1号は、日本列島の南を通過して温帯低気圧に変わったが、その影響で静岡県も月・火にまとまった雨が降った。そして、木曜日には釣りに行くチャンスが訪れたが、南アルプス方面は増水しているだろうと考えて、山梨県北の白イワナの小渓まで足を延ばしてみた。
Xga2024053004-448x336 4月23日に同じ水系の枝沢を歩き、「てんから源240」の入魂を果たしたが、今回もフライロッドは車に置いて、流れの規模にぴったりな「ブルーヘロンULテンカラ806」の2度目の出番とする。
9時半に入渓したお気に入りの区間は、水量はやや多めながら水質はクリア。水棲昆虫の舞う姿も見える。深めのポイントを中心にBH黒毛鉤を投入していくと、程なくヒット!。早々に、この渓ならではの白いイワナと出会えてホッとした。
フライフィッシャーの自分にとって、ラインの長さが固定であるてんから釣りは、本来攻めたいポイントに毛鉤を落とせなかったり、毛鉤が木の枝などに引っかかった時の回収など、思うに任せない事が多々あって、ハンディキャップを背負っての勝負という感じがする。それでも、開始から約5時間経った午後2時半には、釣果がダブル2桁に乗る。最大サイズは26cmあって、リールが着かないブルーヘロンロッドでのファイトは、フライでは味わえないスリルが超楽しかった。

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以前から、時に5ft前後のショートロッドを使って、ハンデ戦を愉しむというのが自分のスタイル。てんから竿を操るのも、フライでは感じられない様々な要素があって、その経験は決して無駄にはならない。フライフィッシャーのみなさん、信頼のタックルで釣るばかりではなく、偶には自分にハンデを課してみるというのは、いかがであろうか。

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