ショートロッドで渓魚に挑んだ
ブルーヘロン8ftテンカラロッド購入経緯については、前々回の日記に記したとおりだが、当時物色していた安価な竿が、更に値下げされていたので、実際に振り比べてみたくなりポチっと。先週月曜日に、大橋漁具「二代目てんから源240」が届いた。となれば、すぐに試してみたくなるのが釣り人の性。翌火曜日に、独り山梨県北部のイワナ渓へ向かった。
シーズン中に何回来れるかわからないが、とりあえず年券を購入。10時半過ぎに、街道沿いの手近なポイントから入渓する。空は重く曇って細かな雨が降り、気温12℃と肌寒い。レインウエアを着込んで流れに対峙したが、幸いにも魚からの反応はすぐにあった。
毛鉤は信頼のBHラッシー。8尺という短竿ながら、渓の規模からすると十分な長さだと思う。アクションは7:3調子で、ブルーヘロンロッドのフルパラボリックより胴が張っている。ほどなく7寸ほどのイワナがヒットしたが、軽く華奢な竿ながらパワーも十分と思う。てんから竿の扱いは、まだまだ下手くそで、掛け損なったりバラしたりも結構あったが、4時間ほどで7尾のイワナをデジタル・キープすることができた。性格の違う、8フィートと8尺という2本の短いてんから竿を持つことになったが、どちらも持ち味があり使って楽しい。今後、シチュエーションに応じて、使い分けていきたいと思う。
さて、GWが近づいたので、渓流が釣り人で賑わう前に行っておきたいと思い、金曜日にヤナさんといつもの山岳方面へ出かけた。
車止めへは9時前に到着したが、幸運にも駐車スペースは空いている。釣り人らしき車も2台停まっていたが、支度を整えて晴れた空のもと林道を登った。30分弱歩いたところで、休憩がてら竿を出すが魚は出ず、更に30分弱歩いて入渓点へ到着した。空は薄曇りに変わったが、流れは若干増水気味ながら澄んで清らかだ。
この日のタックルは、ヤナさんから引き継いでいる6ft3inのバンブー・フライロッド。今回も、BHラッシーでイワナに挑む。ショートロッドでのニンフフィッシングは、若干ハンデキャップ戦かなと思ったが、案の定スタートからバラシ連発。キャスティングは問題ないのだが、ヒットしてからのファイトが難しいのが、ショートロッドだと思う。それでも、魚の高活性に助けられ、時にはヤナさんとダブルヒットもあって、午前中に7尾のイワナと出会う。その後は更にペースが上がり、午後2時半までにダブル二桁超えと、思った以上の釣果を得ることができた。型も9寸クラスが3尾出てくれ上々の出来。夏には、もうワンサイズ大きくなって再会できることを、願いながら渓を後にした。
午前10時に集合して約1時間半、アマゴの成魚を川の数か所に放流。放たれた良型アマゴの中には、すぐにライズする個体もあったので、昼食後に試し釣りに臨んだが、さすがに口を使ってはもらえなかった。代わりに、成魚放流ではない可愛いちびあまご2尾から、ご挨拶をいただいた。放流魚達も、数日経って落ち着けば、きっと釣り人を喜ばせてくれるだろう。
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