好転の兆しかな
晴天が続いた先週前半だったが、春分の日の水曜日から強風が吹くとの天気予報を聞き、その前日に、今シーズンから漁協の准組合員になった川へ、独りパトロールに行ってきた。
最初は、冬季エリアの残り鱒狙いで中流域に入ったが、水量水質とも申し分ない流れから、魚の反応は無かった。次に、上流部のアマゴエリアへ移動したが、ここでも反応が無いまま釣り進んで行くと、急に濁りが入り出し気持ちが萎える。再び川から上がって、重機が河原で動き回っている工事現場を苦々しく横目で見ながら、初めて入る源流部へ廻ってみたが、堰堤が続く厄介な流れからは、やはり魚の反応はなかった。
結局、枝沢などの様子も見ながら14000歩ほどあちこち巡ってみたが、なんとも報われない一日だった。しかし、収穫も一つだけあった。それは、フェイスブックでお友達になっていただいた方に、偶然だが初めてお会いしたこと。短い時間ではあったけれど、会話が出来たのは本当に良かったと思う。
さて、解禁以降の低調続きですっかり意気消沈していたが、それでも行かなきゃ始まらないと思い、金曜日は独り大井川を遡る。きっと、何処へ入っても釣れないんじゃないかという、大いなる不安を抱きつつ、ダム湖に注ぐ小さな沢に降りてみた。
流れに対峙してみれば、水量も水質も良好。少し進んだ平瀬では、正体不明だが定位する複数の魚影も見えた。しかし、流れの脇の岩壁には、太いつららが数多く下がっていて、春は浅いなと実感する。そして、BHラッシーへの明確な反応も数度あったものの、キャッチには及ばなかった。そこで、以前アマゴが釣れた上流部へ移動してみた。すると、ほどなく小さなイワナが釣れてびっくり。そしてそこから、短い区間でアマゴ・イワナと釣れて、魚止めの堰堤では幸運にも、体高のある8寸アマゴをデジタル・キープすることができた。
それで大満足したのだが、終了するには時間がまだ早かったので、帰り道の途中の街道沿いの小沢に、シーズン2度目の入渓を試みた。すると、前回無反応だった小淵で、ラインが引き込まれる。力強いファイトの末、ネットに収まってくれたのは、野性的な顔をした8寸イワナだった。
これで、この日の釣りは大満足の終了としたが、まだまだ水温が上がらない中で、出会えた魚たちはどれも錆びが残っていた。それでも、好転の兆しかなぁとも思える一日だった。
明日もまた、まとまった雨が降る天気予報だが、そろそろ渓に本格的な春が来てくれないかと期待している。
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