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February 26, 2024

春雨前線居座る

先週に入って春雨前線が発生し、日本列島に居座ってしまった。しかしながら週間天気予報では、火曜日だけは晴れるという。月曜日に降った雨量は左程ではない、むしろ多少の増水と濁りだったら、返って釣れるかもしれないなんて甘い事を考えながら、一人原野谷川に向かったのだが・・・。
川に着いてみると、予想外の大増水泥濁りに我が目を疑う。それでも竿を出せるポイントは無いかと車を走らせてみたが、岸辺がなくなるような水量と、毛鉤を打つどころでない流速に気圧され、釣りを諦めた。
しかしせっかく家を出たのだからと、そこから1時間ほどかけて天竜川へ転戦する。到着してみると、こちらもダムの放水で増水し、濁りも入っていた。ふと対岸を見ると、無糖さんが竿を振られている。支流の増水で流れが渡れないため、街道を歩いて対岸へ行ってみた。そこで状況を聞いてみると、近くに居たお友達が釣果を得たとの事。ずうずうしくもその付近で自分も竿を出させてもらったが、魚信は出ない。用事もあって午後1時には終了としたが、なんだかがっかりな一日だった。

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その後3日間ほど、雨が降ったり止んだりのぐずついた日が続き、土曜日の天気予報は曇り後時々晴れ。また増水で釣りにはならないかもしれないとは思ったが、タイミングが合った釣り兄貴カズさんにご一緒いただき、原野谷川へ行ってみた。
目当てのポイントに到着すると、やはり増水して濁りもあるものの、もしかしたら釣れるかもしれないと思えるレベル。さっそくBHラッシーをポイントに打っていくが、考えが甘かったようで全く反応がない。あっという間に2時間が過ぎ、諦めモードに陥っていたところ、打ち返そうとしたロッドがぐんと曲がる。突然の反応にびっくりしたが、無事にランディングできたのは、20cmほどの小さなニジマスだ。写真撮影してリリースし、同じポイントに再び毛鉤を打ちこむと、またしてもヒット。これも小さなニジマスだったが、2尾をキャッチしてホッとした。
結局この日の釣果は、この2尾のみ。午後1時で終了としてならここの湯へ行き、食事と温泉で心身を癒せば、来てみて良かったと思える一日となった。

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帰りにキャンプ場事務所へ立ち寄り、原野谷川の准組合員に初めてならせていただいた。今後、放流活動などで、微力ながら漁協のお手伝いをしていくつもりだ。

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February 19, 2024

トンネル抜けてプレ解禁!

2月も中旬に入った先週火曜日に、釣り友ヤナさんと示し合わせて、今年に入って7度目の天竜川へ行ってきた。
午前10時にダム下駐車場へ到着すると、空は晴れて気温も上昇し、風も強くはない。釣り日和であるとは言えるが、明るく穏やかな天候は魚の警戒心を高めるし、なんと言っても3連休明けなので、絶賛3連敗中の自分には、厳しい一日になるだろうと思った。
それでもいつものように、駐車場下プールからスタートするが、やはり魚が反応してくれる気がしない。それならいっそのこと、今シーズン行っていないポイントでやってみようと考えて、川辺をとぼとぼと下流へ歩いた。やってきたのは広大な、まるで野池のような大プール。流れもゆったりとしていて、どこがポイントなのか全くわからない。それでも以前釣れたことがある辺りに、ヤナさんメソッドの底ベタを意識しながらBHチーノを投げ込むと、暫くしてマーカーがゆっくりと沈んだ。アワせてみると、ロッドが重く曲がる。やった!4週間ぶりのヒットだ!と緊張する。とにかくパレるなよ~と念じながら、何分間ファイトしただろうか。ネットに入れるには大きすぎると思い、砂地の浅瀬に寄せて、待望の1尾となったのは、63cmのホウライマスだった。

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午後になって、更に下流の「がっさら」というポイントまで散歩がてら片道20分ほど歩いてみたが、異常なし。いつものプールに戻り、対岸に陣取っていたヤナさんの元へ行ってみると、ちょうど魚がヒットして、ファイトシーンを撮影できた。その後、ヤナさんの下流側に入らせてもらい底を流すようにすると、奇跡的にもまたマーカーに魚信が出た。これもしっかりとフッキングして、重く長いファイトの末ランディングしたのは、61cmのホウライマス。ヤナさん、ファイトシーンの撮影ありがとう♪

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結局この日は、60クラス2尾という、最高の釣果を得て長いトンネルを脱出することができたのだが、実は魚信も2回だけ。また次回釣れるのか、全く自信はない。これを持って、天竜川のフィナーレとしても好いかなと思ってはいるが、もう1回行ってみたい気もしている。

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中2日置いた金曜日は、既に先行解禁となった愛知県の馴染みの渓流へ一人向かった。
前日に雨が少し降り、気温も上昇したので、それが良い方向に影響しないかなと期待する。9時半過ぎに目的ポイントへ到着すると、気温は4℃と意外に寒い。風も冷たく手がかじかんだが、例年であれば川辺が雪や氷に覆われているはずが、どこにも見当たらないので、これでもかなり暖かいという事なのだろう。
2024021655-768x1024-336x448 入渓してすぐに、BHラッシーを咥えたのは、小さなニジマス。暫くして、今年の初アマゴがヒットしたが、まだ一年生と思われるちびっこだった。午前中は、もう一尾ちびアマゴを追加して終了。午後は車で30分ほど移動し、支流の源流部でイワナを狙ってみた。すると、リスタートからすぐに小型のイワナがヒット。シーズン初イワナと出会えて気分は上々。そこからぽつりぽつりと追加して、終わってみれば2時間弱で10尾ものイワナをデジタル・キープすることができた。最大でも8寸ほどだったけれど、期待以上の釣果に大満足のプレ解禁となった。

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【追記】 帰りに寄ったコンビニでは、自分へのご褒美に愛知の銘酒「蓬莱泉」の初しぼり純米吟醸を購入。無事に家へたどり着いてからの一盃は、格別に旨かったニャ~ン。

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February 12, 2024

沈黙の完敗Ⅲ、そして・・

先週は前半が雨続きだったので、釣り友ヤナさんと示し合わせ、木曜日に天竜川へ出かけた。
Xga2024020801-448x336 いつものダム下到着は、これもいつもどおりの午前10時。空は晴れて風も強くはない釣り日和だ。駐車スペースの寒桜も、ピンク色が覗く沢山の蕾を付けて、春がすぐそこまでやって来ている感じがする。流れは若干濁りが薄くなり、水量は少な目。これはプレッシャーが高そうだなぁと心配になった。
そしてその心配が現実のものとなり、自分はまたしてもただ1度の魚信も無い、地獄の3連敗を喫した。しかし、ヤナさんが我が家の愛猫ラッシー君の毛で巻いたニンフで、良型のニジマスをキャッチしてくれたので、少しだけ報われた思いもする一日だった。
次回は、ヤナさんが釣ったシステムを参考にして、4連敗だけは逃れたいと思っているが・・・。

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中1日置いた土曜日は、世の中三連休の初日。さぞかし釣り場も賑わっているだろうなぁと思いつつ、10時過ぎに独り家を出た。
原野谷川到着は午前11時。この日も空は明るく晴れ、暖かく穏やかな日に恵まれた。幸いにも、目指したポイントに釣り人の姿は無く、BHラッシーでポイントを叩いて行くも、魚の姿も見当たらない(^-^;
Xga2024021011-448x337 しかし、暫く進んだ浅く広いプールで、ライズしている魚を発見!早速フライをCDCカディスに結び替えると、すぐにオイカワがヒット。続いて小型のホウライマスがヒット。デジタルキープを済ませて再び流れにフライをキャストすると、今度は尺上サイズのホウライマスが2連続ヒット!この3尾で、天竜川での憂いをすっかりと振り払う事ができた。
その後は車で上流部に移動し、フライをBHチーノに結び替えてプールの深みを探っていく。すると、激渋の状況ながら、小さなニジマスが喰いにきてくれる。そうして3時間半ほど渓を歩き、終わってみれば7尾の釣果に大満足。遅めのスタートだったとは言え、途中一人の釣り人にも出会わなかったのが、不思議な一日だった。

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【後記】外来魚のニジマスが放たれた自然渓流で、真っ先にネイティブなオイカワが釣れたということは、悔し紛れではなく、まあまあ喜ぶべきことではないかと思っている。

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February 05, 2024

沈黙の完敗Ⅱ・・からの

1月最終日となった先週水曜日は、非番のタイミングが合った釣り兄貴カズさんにご一緒いただき、天竜川へリベンジ釣行を目論んだ。週明けから天気予報を確認しつつ、寒さが厳しくなく曇りがちで弱風の日をチョイスしたのだが・・・。
Xga2024013105-336x448 家を出る際、ちょっとしたトラブルが発生。トートバッグに、ランチ用シーフードヌードルとコンパクトストーブにCBガス缶、水のペットボトル他を入れ、帽子で蓋をしておいた。そしてちょっと目を離した隙に、次男坊チーノ君がシーフードヌードルを引っ張りだして噛みつくという大惨事。上部に大きな穴が開いたが、食べられないことはないと判断した。チーノ君が、なぜカップ麺を食べ物と覚ったのかは、人知の及ぶところではない(^-^;

いつものダム下到着は午前10時。既にK先輩が釣り支度を始められていた。流れを見下ろせば、濁り気味の水が流れ釣り人は3人ほど。前回と同様、時計と逆回りにポイントを探っていくが、午前中は反応なし。
正午のメロディを聴いて一旦駐車場へ戻り、穴あきシーフードヌードルなどの準備していると、無糖さんがご到着。4人で情報交換などしつつ、楽しくランチタイムを過ごした。
そして午後の部をスタートすると、なんと雨がぱらつき始める。魚の活性は上がらず、午後3時半までやってみたが、なんと2週連続でパーフェクト無魚を喰らってしまった。

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まあこの日は、誰も釣果を得られなかったので、仕方が無いと諦めはついたものの、やっぱり悔しい一日だった。

翌日、朝のルーチンワークを済ませ、一人原野谷川に向かった。実は前日から、女房殿が1泊2日の山梨旅行に出かけていたので、暇を持て余していたのだ。もちろん、前日の悔しさを取り払うためというつもりもあったのだけれど。
釣り開始は10時。空は晴れて暖かい。風がちょっと気になったが、最初のポイントでいきなりちびニジがBHチーノにヒットして、肩の力がす~ッと抜けた。しかし後が続かない。それでも3時間渓を歩いて、何とかニジマス5尾の釣果を得ることができた。特に、護岸と川底の隙間に潜む魚に対して、流れと立ち位置を考えてニンフを送り込み、まんまと引っ張り出すのに成功した時は、夏イワナを狙っている時のような、ワクワク感を味わうことができ、とても楽しかった。
いつものように午後1時で釣りを切り上げ、ならここ食堂で美味しいランチを摂り、温泉で存分に身体を温めれば、今日もプチ贅沢な一日だったなぁと嬉しく思えた。

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ということで、早くも2月に突入。冬季エリアの釣りは、どんどん難しくなってきたけれど、渓流解禁に向けて、もう少し挑戦してみたい。

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