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January 29, 2024

沈黙の完敗

静岡県下にも、ようやく真冬の冷え込みがやって来た先週木曜日に、またヤナさんと天竜川冬季釣り場へ出かけた。
午前10時に現地到着。事前に連絡してあったK先輩も、ぴったり同じ時間に到着された。
準備を整えて流れを見下ろせば、何と釣り人は一人も居ない。「今日は貸切だね~」などと三人で喜びながら釣り開始。空は明るく晴れている。しかし、気温は4℃ほどと寒さ厳しく風も強い。いつものようにニンフで、左岸側から右岸側へと時計の逆回りにポイントを探っていった。しかし、午前中の2時間は、何の反応もなく終わった。
コンビニおにぎりのランチタイムに、3人で釣りやら趣味やらの話で盛り上がったおかげで、午後は釣るぞ!と気合が入り、再び流れに立つ。
川面には相変わらず強い風が吹き、非常に釣り辛い。ニンフフィッシングも、ナチュラルドリフトが基本だと思うが、ラインが風にあおられ引っ張られて、思うような流し方ができない。しかも、岩の上などに立っていると、身体が風に煽られてよろめき、転落しそうで危険だ。辺りでは時折ライズが見られるものの、結局午後3時の終了まで、ただ1度の反応も無く、完全な無魚を喰らって帰路に就いた。

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例年なら釣果を得られない日が、必ず何回もあった。しかし今シーズンは、ここまで幸運にも釣れなかった日が一度もなく、変な自信がついていた。それだけに、高くなっていた鼻をへし折られた気分だったが、一度無魚ってしまえばこれより悪い日は無いと考えなければと思う。冬季シーズンも残すところ1か月余り。次回は何とか汚名返上となるよう、頑張ってみたい。

【追記】中1日置いた土曜日は、釣り兄貴カズさんgoo^さんと、近くの小川の土手で鍋焼きうどんパーティを開催。木曜日とは一転して、晴れて暖かく風もない穏やかな陽気に恵まれて、なべ焼きうどんを食べながらの釣り談義は楽しかった。一段落してからは、伊太和里の湯へ移動して、身体の外からも温まる。なんとものんびりとした良い一日だった。

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January 22, 2024

思惑はずれるも佳き一日

1月も後半に入った先週は、釣り友ヤナさんとタイミングを計り、木曜日に出釣することになった。決め手は、釣り人が少なそうであることと、魚の警戒心が強まる快晴ではないこと。直前までの天気予報では、木曜日は終日曇りとなっていたのだが・・・。
Photo_20240121151101 火曜日に、愛猫チーノ君のヘアーを借りてBHニンフを巻き、翌日Facebookに投稿した。そして、ついでに1本だけ試作した、金色マイラーチューブをボディに巻き付けただけの、金色キラビーズヘッドニンフを、“木曜日に天竜川で試してみたい”と書いたところ、20年程もご無沙汰してしまっていた先輩から、「見に行ってみようかな」との嬉しいコメントをいただいた。
当日は10時に、いつものダム下エリアへ到着。重く曇った空の下、濁った水が滔々と流れているエリアには、珍しく釣り人の姿は無い。気温は10℃ほどもあって風は弱く、日が当たらなくても全然寒くはない絶好の?釣り日和だ。そして期待どおり、30分ほどで40クラスのホウライマスが、信頼のBHラッシーを咥えてくれる。しかし、その頃から小雨がぱらぱらと降り始めてしまい、反応も続かない。
お昼前に、先輩が到着。長年釣りから離れられていると思っていたので、ちゃんと釣り支度を整えてのご登場にびっくり。聞けば、タックルは20年くらい前に使っていたままとのこと。それでも、全くブランクを感じさせない釣り姿だった。
久しぶりの再会に募る話をしながらもフライを流れに投じれば、ようやく2尾目のホウライマスがヒット。先輩の前でイイ格好ができて、ついつい悦に入ってしまう。
12時を回ったタイミングで、少し強くなりつつある雨を避けながら、消防小屋の軒下を借りてのランチタイムとする。2001年の、天竜川冬季エリア開設時の思い出話などで、いつもより長い昼休憩を取った。

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午後も小雨が降り続く。そんな中、またも40クラスのホウライマスがヒットしたので潮時かと思い、フライを懸案の金キラニンフにチェンジ。すると、暫くしてかなり大型の魚が反応するも、すっぽ抜けてしまった。その後あちこちポイントを探っている途中で、沈み岩に引っかけて敢え無くロスト。終了予定の午後3時近くなっていたので、これで上がりとしようかなと思った所、すぐ近くに居た先輩のロッドが満月になっている。なかなかの大物で、簡単には寄ってこなかったけれど、はらはらしながら見守る中、無事にランディングに成功した。数カットのファイトシーンとニコパチを撮影させていただいたが、20年ぶりくらいの復帰戦で、60のレインボウをキャッチできたことに、先輩は大いに感激されていた。それを見て、自分もなんだか胸に来るものがあったが、とにかくこの日に来ていただけたことを、本当に嬉しく思った次第だ。

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という事で、曇った日ならチャンスが多いという思惑は、降り続いた雨と3尾という釣果で、思いっきりはずした格好となった。しかし、長年ご無沙汰してしまっていた先輩との再会という、記憶と記録に残る佳き一日だったと思う。最後に、この日も沢山の写真を撮ってくれたヤナさんに感謝しながら、そのうちの一部を掲載させていただく。

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ヤナさん、今回もありがとう!

 

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January 15, 2024

チーノのちラッシー

成人の日を含む3連休が明けた先週火曜日は、毎回ご一緒いただく釣り友ヤナさんとのタイミングが合わず、単独で天竜川へ向かった。
いつものダム下駐車場へ午前10時に到着。空は晴れて風も比較的弱い暖かな釣り日和だ。流石に釣り人は少なく、エリアを時計と逆回りに探りながら、自在にポイントを攻めて行く。しかし、冬の陽光がたっぷりと注ぎ込む明るい流れからは、なかなか魚の反応を引き出すことができなかった。
為す術もなく午前中が過ぎ、午後は前回のヒットポイントへ入る。フライはBHチーノを5Xに結び付けた。すると暫くして待望の反応がマーカーに出始めた。そして最初にヒットしたのが、このエリア最小サイズかと思わせるような、7寸ちびニジ。それでも無魚は免れたとホッと胸をなでおろす。
午後2時近くなると、低空を移動していた太陽がエリア西側の山陰に入り、辺りは早くも薄暗くなってしまう。しかし、明るすぎるというプレシャーから解放されたのか、魚たちの活性が上がった。そして午後3時までに4尾を追加して早仕舞いとする。最大でも35cm程度という釣果だったけれど、初釣りよりは数釣れたことに満足できた一日だった。

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金曜日は、我が家に女房殿のお友達が遊びに来るとのことで、お邪魔虫の自分は午前9時半に独り家を出て、原野谷川へ向かった。この日も晴れて、寒さもそれほど厳しくはなかったが、時折強い風が吹くのが気になる。
午前10時を少し過ぎて釣りをスタート。入渓点の梅の木が、明るいピンク色の花を咲かせていて、春を感じさせてくれる。しかし、魚影が見当たらない。30分ほども遡って、ようやく小さなニジマスがBHラッシーを咥えてくれてホッとする。そして少し進んだポイントで、この川としては大型の魚がヒット。40年近く前の古~い1番ロッド「KAZEウルトラミッジ」が満月になる。想定外のハラハラファイトの末ネットに収まったのは、36cmのホウライマスだった。こんなのが釣れたりするから、ライトタックルで臨む原野谷川は面白いと思う。
その後、上流部での工事の濁りが入り始めたら、魚の警戒心が緩んだのか連続してヒットしたが、どんどん濁りが酷くなってしまい、魚の反応も無くなってしまった。時間も12時をとっくに過ぎたので、次の堰堤まで遡って終了とし、いつものとおり、ならここの里で食事と温泉を満喫する。2時間やった釣果は計5尾。もっとチャンスはあったけれど、良い一日を過ごすことができた。

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ということで、火曜日はチーノで5尾、金曜日はラッシーで5尾と、愛猫のおかげで存分に楽しめた。ありがたや~(*'▽')

【追記】今回の天竜川では、駐車場にひっそりと置き忘れてあったフォーセップを拾った。後にそれが、釣り友達の所有物だったことがわかり、自分の目に留まって本当に良かったなぁと思った。

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January 08, 2024

暖かくも寒い初釣り

正月三賀日が明け、そろそろ初釣りに行こうと思い、ネットで天気予報を確認してみた。するとどうやら、5日金曜日が晴天で暖かく風も弱そうとのことだったので、釣り友ヤナさんに声を掛け、天竜エリアへ初虹詣に行かざあ!(静岡弁で行こう!の意)となった。
いつものダム下エリア到着は10時少し前。予報どおりの快晴に恵まれて、駐車スペースの寒桜が、一枝だけ淡いピンクの花を咲かせている。

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この日は平日なので、釣り人はそれほど多くないかと高を括っていたのだけれど、川辺を見下ろせば入るところが無いくらいに人がひしめいている。仕方なく前半は上流部の瀬を探ってみたが、偶にオレンジ色のインジケーターを見に来る魚は居ても、毛鉤は咥えてもらえなかった。

愛車N-ONEの横で、昼食のコンビニおにぎりをパクついてからの後半戦は、1週間前の釣り納めで釣れたプール左岸のポイントへ、ルアーマンのみなさんの間に潜りこませていただく。
暫くは、水面を流れていくばかりのマーカーを眺めているだけだったが、ちょっと遠投してみたら、ようやく反応が出た。アワセもしっかりと決まり、中型の魚かと思われるファイトが始まる。とにかく、今年の初物を逃したくないという気持ちがプレッシャーとなって、心臓バクバク手に汗を握る。そうしてネットに収まってくれたのは、40クラスのレッドバンドが出た、コンディションばっちりのニジマスだった。
これで初釣りの目標は達成できたと思ったが、その後は釣れない時間が続く。午後1時半過ぎに、漁協による放流が行われ、目の前の濁った流れに魚の気配が満ちたけれど、簡単に釣れるはずもなく、午後3時直前に20cmクラスの、小さくてもファイタイーなホウライマスをキャッチして締めとした。

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正月明けとしては、望むべくもない暖かな好天に恵まれた一日だったけれど、釣果の方はお寒いばかり。それでも、魚に出会えたことは本当にありがたかった。今年も、多くの魚たちと出会えれば幸いだ。

さて、正月明け3連休の最終日となった本日は、昼前から少し時間が取れたので、独り原野谷川に行ってきた。
ならここ食堂で早めのお昼を食べてから、流れに臨む。空は快晴で風も穏やかな好天だったけれど、気温がぐっと下がった影響なのか魚の活性があがらない。2時間ほど遡行し、もうそろそろ終了という頃になって、ようやく小振りなニジマス2尾が釣れた。無魚を覚悟した時間帯での釣果だったので、ホッとするとともに超嬉しかった。魚を“こ”と数えれば、天竜初釣りの2こと合わせて「にこにこ」な開幕ということにしておきたい。

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January 01, 2024

2024年もよろしくお願いします

ココログちびあまごをご訪問のみなさま、明けましておめでとうございます。
みなさまが、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年私は前期高齢者のカテゴリーに入りましたが、今年も変わらず渓流を中心に、あちこち釣り歩いて行こうと思っております。また、釣行記などは、相変わらずの拙い文章で発信していきたいと思いますので、引き続きよろしくお付き合いのほど、お願いいたします。
また、YouTubeにおきましては、愛猫の動画などアップできればと思っておりますので、ご視聴いただければ嬉しく思います。

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