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September 25, 2023

まだまだ暑かった1000m越え

秋彼岸の入りとなった先週水曜日は、釣り兄貴goo~さんと旧友ヤナさんにご一緒いただき、今季10回目となる隣県南アルプス入り口の渓へ出かけた。
この日の空は少し雲が多かったものの晴れてくれ、初秋らしい爽やかさを感じる。林道を歩いて15分ほどの人気区間へgoo~さんが入渓し、ヤナさんと自分は更に30分と少し林道から登山道を登った。
しかし、ちょっとした峠2か所を喘ぎながら越えれば、全身びっしょり汗まみれに。9月後半に入った標高1000mでも、この暑さなのかとうんざりする。それでも木陰に入れば涼しいし、清冽な流れがウエーダーを通して足の熱を冷ましてくれた。
そして、釣り始めてすぐの大場所で、まずヤナさんにイワナがヒット。続いて、ほぼ同じポイントで自分にもイワナがヒットする。これなら今日も、そこそこ楽しめるかなと思いつつ先に進むと、ぽつりぽつりとイワナが釣れ続けてくれた。

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10時半から4時間ほどのんびり美しい渓を遡り、26cmの良型をはじめ、たくさんの美しいイワナと出会い、良い一日を過ごすことができたと思う。
さて、今シーズンも残すところ5日間。締めくくりはどの渓で過ごそうか、なかなか悩ましいところだ。

追記:この日持ち出したロッドは、ヤナさんから譲っていただいた6ft3in4番の竹竿。昨年5月以来の登板となった。
前回は尺イワナと出会わせてくれた幸運のロッドなので、もう少し出番を増やしてあげたいなと思っている。

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September 18, 2023

忘れちゃダメでしょ

釣り兄貴goo~さんが、自分も以前から気になっていたブルーヘロンさんのSグラス・フライロッドを入手されたとのことで、先週水曜日はその入魂にご一緒させていただいた。
目指したのは、前回釣り兄貴カズさんとgoo~さんにご一緒いただき、雷雨強制終了となったお気に入りの渓だ。
ところが、家から30分ほど走行したところで、ウエーダーを積んでこなかった事に気が付いて滝汗。これから家まで戻っては、あまりにタイムロスが大きいので、履いてきたスリップオン・サンダルで遡行してみようと決心した。

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入渓点に到着してみれば、快晴&平水という好条件に恵まれて、一発思い出に残る魚をモノにするぞと意気込んだのだけれど、9時半のスタートからお昼までは、ちびあまご1にちびいわな2という超貧果。ただし、サンダルは意外にも岩をグリップしてくれて、何とか先に進めそうだなと思っていた。
魚の反応が薄いのは一体何がいけないのかなぁと悩んだけれど、結局それはわからないま、午後になってからは急に魚の反応が上向いた。
ドライフライで攻めるgoo~さんを横目に、いつものBHラッシーでイレギュラーなポイントを叩いて行けば、そこそこに反応が続く。そして午後1時半、小さなプールにBHラッシーを打ち込むと、手前に流れてくるリーダーがふっと止まった。すかさずロッドをあおってみれば、がっちりと鉤掛かりした手応えがあって、強烈なファイトが始まる。
流れに乗って下ろうとする良型に合わせて、自分も下流側に移動しつつランディングのタイミングを計り、ドキドキファイトの末にネットインしたのは、32cmの逞しいイワナだった。
このところ3週連続で29cmのイワナをキャッチでき、十二分に満足すべき釣果ながら、いまいちスッキリしなかったものがあった。しかし、この1尾と出会えたことで、もうシーズンを終えた方が良いかな~なんて思ったりした。
その後もぽつりぽつりと釣果は重なり、午後3時でゲームセットとする。

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帰り道ではスリップオンサンダルのソールのかかと側が両方とも剥がれて、ぱこぱこという情けない音と一緒に退渓したのだけれど、2度のしりもちで下半身びっしょりになったものの、大きなトラブルも無く釣りを終えられたのは、本当にありがたかった。
しかし、肝心な物を忘れちゃダメでしょ~な一日だった。

さて、先週はこれで満足しておけば良かったのだけれど、週末土曜日に偶々ご近所のてんから師Sさんとタイミングが合ったので、例の未踏だった区間をご案内しようとステップワゴンを北に走らせた。
到着した支流は、その入り口からテント泊の車3台、そのすぐ先の空き地に車3台、さらに車止めゲート前に車2台の大盛況。
これじゃどうしようも無いやと思ったが、とりあえず先行者の無さそうな近くの枝沢へ潜りこんでみた。しかし、魚が居るのか居ないのか反応は激渋。午前中は、ちびあまご2尾をデジタルキープできたのみで撤収となった。
午後は車で30分ほど走った別の支流の、実績のある細い枝沢へ再入渓してみたが、時折良型の魚影が見えたりするものの、こちらでも毛鉤への反応は激渋。
1時間ほどポイントを叩き、ちびいわな1尾と出会えただけで終了時間を迎えてしまった。

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ということで、この時期としては信じられないような貧果に終わってしまったけれど、久しぶりにSさんとご一緒して色々とお話が出来たことが楽しかった。
今シーズンも残り2週間弱。次の釣行では、お口直ししたいところだけれど・・・。

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September 11, 2023

未踏区間の魅力

渓流釣りの本格シーズンも、残り1か月を切り、この間の大井川釣行回数は25回に及んだ。
こうなると、同じような区間にばかり行ってきたなぁと思ったので、先週木曜日は、馴染みの渓の未踏区間を歩いてみることにした。
いつもなら4時間ばかりかけて釣る区間の中間点から入渓し、飛ばし気味に釣り上がっていくが、魚の反応が異常に少ない。
2時間弱でいつもの退渓点の取水堰堤までたどり着いたが、大量の土砂が流れた影響なのか、本来魚影の濃い区間ながら、デジタルキープできたのは中・小型のイワナがたった3尾と激渋だった。
6月末の釣行で、この取水堰堤の上流部に少しだけ入り、26cmのイワナと出会っていたので、好転を期待して釣り上がってみると、ぽつりぽつりとではあるけれど、イワナが反応してくれた。
未踏区間を歩くのは、先に進めるかどうかの不安と、もしかしたら良型が出るかもという期待が入り混じる。今回は、約3時間かけて僅かな距離しか進めなかったけれど、またしても29cm止まりながら美しいイワナと出会えて楽しかった。
次回はもう少し早めに取水堰堤上に入って、+1.3cmと出会うために、更に上流を目指したいと思っている。

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追記:とある浅いポイントで、2匹のイワナが絡みついているところに出会った。時に寄り添い、時に嚙みつき合い、ラブラブなのかケンカしているのかは不明だが、とても興味深い光景だった。

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さて、中1日置いた土曜日は、思うところあって隣県北部の里川へ独り出かけた。
現地到着は9時。LINEで連絡をしてあった釣り友オッチャンAnglerさんと合流して、脇に民家が見える明るい小渓を釣り上がる。
その区間には、アマゴの稚魚が放流されたらしく、底砂の上にそれらしい影がちらほら見えたが、毛鉤への反応は渋く、2時間半頑張って、釣果は中・小型のアマゴ3尾にとどまった。
午後は車で上流部に移動して、イワナ狙いに転じるが、やはり状況は渋々。本筋と沢の2か所を2時間半かけて釣り、釣果は小ぶりなイワナが7尾。
何とか合わせ技で2桁釣果とはなったけれど、往復300km以上走ったにしては、報われなかったなぁという思いがした。
それでも、オッチャンAnglerさんと、ほぼ1年ぶりでご一緒出来たのは楽しかった。
富士宮の潤井川冬季釣り場が開設されれば、またお会いできるチャンスが増えるのだけれど、今年はどうなるのだろうか。
漁協さんには、是非とも頑張っていただきたいものだ。

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September 04, 2023

辿り着けない楽園

8月最終日となった先週木曜日は、以前S市S区のルアーマンS氏から生唾物の情報をいただいていた、大井川の支流の上流部へ、こっそりと出かけてみた。
2時間ちょっとのドライブの後、ほぼ全区間木陰で涼しい林道を1時間ほど歩いて、10時半に入渓点へ到着。昨年9月に挑戦した枝沢の源流部への再挑戦を試みる。
しかし、魚からの反応は全く無く、前回その険しさに尻尾を巻いて逃げ帰った連瀑の攻略法も見つからず、またしても「楽園」へ辿り着く事は叶わなかった・・・。
仕方なく、前回と同様に枝沢下流部と本流区間に降りてみると、幸運にも1投目からBHラッシーに反応があり、昼までのたった1時間ちょっとで2桁釣果を達成。

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コンビニおにぎりの昼食後もコンスタントに釣れ続け、釣果は20尾を越えた。そして午後1時半に、丸々と太っている29cmのイワナを、冷や汗もののファイトの末キャッチ&デジタル・キープしたら、その後は不思議な事に魚の気配が全く消えてしまう。
ポイント毎に反応があった状況から、丹念に探り続けても30分以上1度の反応も無いという不可解な事態に陥り、何か釈然としないまま、午後2時を過ぎたところで早仕舞いとした。
ということで、存分な釣果を得ることは出来て楽しかったなぁと思う一方、夢にまで見た天上の「楽園」は、このまま永久に幻となってしまうのだろかと、若干の無念さも残る一日だった。

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