« June 2023 | Main | August 2023 »

July 31, 2023

滝までやりたかったのに~

7月20日の梅雨明けから暑さが本格的になり、天候も安定してきた先週木曜日は、釣り兄貴のカズさんとgoo~さんにご一緒いただき、3人で大井川を遡った。
自分の都合にあわせての遅い出発だったので、目的地への到着は11時近くになってしまう。
夢は本流尺アマゴだったのだけれど、眼前の広大な砂利の河原を細々と流れる本流は、夏の強烈な日差しを遮るものもの無く酷く渇水していて、どうにも厳しそうな感じがする。天気予報も午後に雨が降るかもしれないという事だったので、当初の目的をあっさりと捨てて、3人で手近な支流へ潜りこんでみた。
兄貴達はドライフライで、自分はその後を追ってBHラッシーでポイントを攻めていく。しかし、魚の反応は渋く、開始から40分ほどが経過して、ようやく小型のイワナがヒット。
20230727iwana 昼食前に細身の8寸イワナを追加して、午後の部へ突入するが、快晴だった空に黒い雲が広がり始める。そして午後1時半近くになると、心配していた雨がぽつりぽつりと落ち始め、雷鳴までが渓に響きだしてしまった。
その間、魚の反応は若干良くなってきたが、8尾目を数えた午後2時過ぎに雨は本降りとなる。
すぐ目の前に尺物が潜む最大ポイントの滝が控えているというのに、視界の暗さと雨で釣りは続行不能。雷鳴と稲光の恐怖と闘いながら、無念の下山となった。
カズさん、goo~さん、大変お疲れ様でした。また近いうちに、本流の良型を狙いに出かけたいものですね。

| | Comments (12)

July 24, 2023

原因を考えてみるに

前回の日記には、今シーズンに何度も実績のあった渓で、全く魚の反応がなかったことを書いたけれど、あれは一体何だったのか。
考えてみるに、魚が毛鉤に出なかったのは、もしかしたらお腹がいっぱいだったからじゃないだろうか。
例えば、夕まづめか朝まづめに水棲昆虫のスーパーハッチがあって、そこでお腹いっぱいになってしまった渓魚達は、多分昼間の毛鉤には出にくいだろう。
日中ずっと反応が激渋なのは、水温や気圧の急な上下のような一時的なものではないはず。魚が居なくなることはない渓だから、やはり飽食が原因なのかもしれない。
だとしたら、対策なんて無いよなぁなどと考えつつ、先週木曜日は、前回の隣の渓を目指して、また一人大井川を遡った。
入渓は10時半。空は爽やかに晴れて、流れはクリアで適度な水量という好条件。
しかしながら、14番BHラッシーを5Xのティペットに結び付けてスターとするも、またしても魚の反応がない。毛鉤のせいだろうかと考えて、30分後には黒パラシュートに替えてみたが、これも不発。再び30分後にBHラッシーに替え、ようやく小さなイワナを釣り上げたものの、苦戦は続いた。
それでもなんとか、3時間ほどで6尾のイワナをデジタル・キープし、特に最後の1尾は28cmの良型だったので、前回よりは良かったなぁと納得しながら一区切りとした。
そこから川通しで戻るのも面倒だったので、険しそうだったけれど林道を目指して枝沢をよじ登る。
怖い思いをしつつ小滝を2つ越えて大堰堤を巻き、林道が見えたところに出ると傾斜が緩くなった。細い流れが気になったので黒パラシュートを浮かべてみると、何とポイント毎にイワナが反応してくれる。そして僅か30分の間に7尾を追加して林道に出ることができた。

20230720iwana

終わってみれば後半ウハウハの釣りになったのだけれど、飽食で釣れない説は枝沢で崩れた。
謎は鱒々深まるばかりだ(^-^;

| | Comments (6)

July 17, 2023

9回目での不可思議

先週前半は晴れて暑い日が続き、山岳渓流に涼みに行きたいなぁと思っていたところ、釣り兄貴goo~さんからご連絡があって、木曜日にご一緒いただくこととなった。
当日goo~さんには、朝8時前に我が家までお越しいただき、ステップワゴンで大井川を遡る。
いつものコンビニでお昼を調達して街道を北上すると、暫くしてぽつりぽつりと雨が落ち出した。その勢いはどんどんと増していき、1時間後にはワイパーの高速が間に合わないほどの降りに。これじゃあ釣りはムリかなと心が折れかかったが、山の上の天気は行ってみなきゃわからないと思いながら先に進む。車中で相談して、以前原因不明の濁りでも良い釣りが出来た、南アルプス入り口の支流に入ることとした。
10時半に現地到着。雨は降っているものの、午後から曇りになるという天気予報を頼りに、レインウエアを着込んで川辺に立った。しかし流れは茶色く濁っている。増水はしていなかったので、少しは釣れるだろうと高を括ってスタートしたが、魚の反応がない。30分ほど経った頃に、ようやく小さなイワナがBHラッシーを咥えてくれたが、それからは無反応が続いた。
午後になって雨も上がり、かなり遡った所でようやく2尾目がヒットしたが、すぐにバラしてしまう。そして間もなく、終点に辿り着いてしまった。

20230713iwanaamago

一旦車まで戻って少しだけ移動し、大井川本流との合流点へ降りてみると、長竿を操る餌釣り師が居たので、様子を聞かせてもらおうと思い近づいた。
姿を見た時に、一瞬あれ?と思ったが、話しかけてお声を聴いた瞬間、自分も良く観させていただいているユーチューバーさんであることに気が付きびっくり。暫しお話をさせていただいたが、初対面の自分たちにも丁寧に情報を教えてくださる、大変気さくな方だった。

Xga2023071307-320x240

その後、30分ほど釣りをして、お腹に鳥か大型の魚にでも齧られたような傷のあるちびあまごを1尾キャッチし、午後3時に終了。今期最低の釣果に、こんな日もあるかなと諦めの一日となった。
それにしても、この渓に入ったのは、今シーズン9回目。これまでは、ほぼ2桁釣果を達成してきた実績があったが、今回の無反応は理解不能。魚が急にいなくなるはずもないし、何が魚たちを籠らせてしまったのか、理由が知りたいものだ。

| | Comments (12)

July 10, 2023

損した~ (>_<)

「つり具屋のガンコ親父がパステル色のロッドを推す違和感についての考察」、通称「つりぱす」という訳の分からない長~い名前の釣り竿の存在を、Amazonのサイトで知ったのは、渓流解禁の頃だっだろうか。パステルカラーの小物用小継延べ竿ということで、その見た目に興味を引かれた。
それが、5千円台の価格帯だったので、無駄遣いしても好いかなぁと迷っているうちに、何と品切れになってしまう。
そしてまた1~2か月が経過して、ふとサイトを見てみると、ひっそりと再販されていた。そこで、今度は品切れする前にと、ついつい衝動ポチ!してしまったのだ。
長さとカラーでいくつかあるバリエーションの内、自分が選んだのはアスパラグリーンの2m10cm、9本継。翌日届いたケースには、対象魚が「川魚、小鮒、タナゴ、ハゼ、手長エビ、ザリガニ・・・」となっていた。しかし、実際に継いでみたら、尺イワナも取り込めそうなほど強く、軽く振っただけでは、棒のように曲がらない竿ではないか。
3日後に、我が生まれ故郷の野池へ持ち出して、ブルーギルを相手に入魂。やはり、木っ端ギルなどは、合わせた瞬間にすっ飛んでくるほどのバワーを秘めた竿であった。
Turipasu_20230710134401
さて、何を相手に使おうか、懸案の手長エビでも釣りに行ってみるかなどと考えているうちに、大事件が勃発。
ふとAmazonサイトを見てみたら、5549円で買ったものが約60%オフの2200円になっているではないか!
一瞬わが目を疑ったが、間違いなく1週間前に買ったばかりの釣り竿が大幅値引き。
大損喰らった~!と、超がっかりな出来事だった。
 
値下げショックから立ち直るべく、七夕の日は大井川で最も手軽にイワナと出会える沢へ出かけてみた。
到着は9時半。空は晴れて、平地では30℃超えかという陽気だったけれども、渓に立てばひんやりとした心地良い空気に包まれる。
アプローチが容易い流れなので、魚が残っているか不安だったが、すぐにBHラッシーに反応があった。しかし、いきなり3連続でバラして意気消沈。それでも、程なく小振りながら美しいアマゴをキャッチしてホッとする。そして、途中からは対象がイワナ主体となり、午前中には2桁を達成。野暮用もあって1時半には終了としたが、そこそこの釣果に満足の一日だった。
20230707amagoiwana
ところで、6月末から女房殿が近くの総合病院に入院し、10日後の昨日退院となった。
退院しても、完全に快復するまでにはもう少し時間がかかりそうだが、憂いごとがひとつなくなって、気持ちはとても軽くなっている。
人間やはり、とにかく健康であることが一番と、強く思うこの頃だ。

| | Comments (6)

July 03, 2023

どうにかならんか、通せんぼ

6月も押し詰まった先週は、何とか水曜日に時間を取ることができたので、一人また大井川を遡り、南アルプス手前の渓へ行ってきた。
梅雨時期ながら、5日間ほど雨がほとんど降っていなかったので、増水も収まったかなぁと思っていたが、渓へ到着してみれば、不自然なほどに水量が少なかった。
スタートは10時半。先行者らしき車がなかったので、そこそこ釣れるかなと期待したものの、BHラッシーへの反応は薄い。
そして途中から、どう見ても今日のものらしき複数の新鮮な足跡が出現する。なるほど、これが渋い原因かと思いながら、狙いどころを竿抜けポイントに絞っていくと、型は小さいながらも午後1時半には2桁釣果を達成できた。
その後もぽつりぽつりと釣果を重ね、午後2時半に退渓点となる堰堤へ到着。しかしまだ時間が早かったので、堰堤上の様子を見てみたいなと思いつく。そこは、越えるのに一苦労を要するので、ずいぶん昔に1回だけしか挑戦したことがなかった難関。ちょっと怖い思いもしたが、なんとか堰堤上に巻いて出ることができた。
そこには、下流部に比べて3倍はあるかという豊かな水が流れていて、これがこの渓の本来の姿なんだなぁとしみじみ思う。
そして、ダイナミックなポイントからは、この日の最大となった26cmのイワナが出てきてくれた。
今回は時間がなく、ほんの少しの区間しか歩けなかったけれど、次回は途中をカットして、最初から堰堤上を攻めてみても好いかなと考えている。

20230628iwana

それにしても、堰堤越えが厳しい。
どこの堰堤もそうだが、釣り人の前に立ちはだかり、魚の遡上を阻んでいる。設置者は、何の権利があって人や魚を通せんぼするのだろうか。
無理に堰堤を巻こうとして、事故が起こるなんてことも容易に想像できるのになぁ。
ここで言っても仕方ないけれど、人が安全に上流へ歩いて行けるように道を付けておいてくれるなんて事も、考えてみてもらえないかなと常々思っている。

| | Comments (6)

« June 2023 | Main | August 2023 »