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April 24, 2023

赤頭の効果のほどは?

先週の4月20日は、穀物を潤す春雨が降る日を意味する、二十四節気の「穀雨(こくう)」だったとのこと。
しかし、雨は降らず晴れる日が続いたので、穀雨前日の水曜日にはgoo~さん・ヤナさんと、再び隣県南ア入り口まで出釣してみた。
車止めのゲート到着は9時少し前。本流筋に入るgoo~さんと別れて、ヤナさんと自分は快晴の空の下、支流の林道を登る。
前回上流部での魚の反応が今一つだったので、少し手前の区間に入渓してみたが、風がやたらと強くニンフへの魚信が分かりにくい。
それでもぽつりぽつりとBHラッシーにイワナが反応してくれ、ヤナさんとのダブルヒットもあったりして、早くも午前中に2桁釣果を達成。
午後は本格的な山岳区間に入ったので、良型を期待したけれど、最大サイズは25cm止まりで午後3時過ぎに終了とした。

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渓のコンディションとしては、雪代が入っているのかやや増水気味で水棲昆虫の姿は少なく、イワナが反応するのは岩陰や巻きの奥といったポイントが多かった。
今回のある区間で今シーズン、釣り兄貴カズさんは35cmの大イワナを釣られている。どこかにそんなヤツが潜んでいるはずなので、期待を込めてまた行ってみようと思っている。

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ところで、river peakさんから、赤(コーラルピンク)のタングステン・ビーズヘッドが発売されたので、試しに2.4mmサイズを買い、愛猫チャイに邪魔されながらビーズヘッドラッシーを何個か巻いてみた。

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そして土曜日は、KEN2さんにご一緒いただき、4月8日に尺イワナを釣った大井川の支流を再訪。
現地到着は9時を過ぎ、先行者らしき車が1台停まっている。
空は曇ってやや風が強く、流れは渇水気味で水棲昆虫の姿もまばらというコンディションだったが、全く釣れないなんてことはないだろうと考えてスタートした。
ほどなく赤頭のBHラッシーに小さなイワナがヒット。よしよし、釣れるじゃないかと喜んだものの、流石に渇水&後追いでは魚の活性も上がらない。
尺イワナポイントも減水して川底が透け透け、近寄ってみれば良型の陰がちらっと見えたものの、毛鉤に出たのはちびイワナだった。
他の釣り人が攻めそうもないような、小さなポイントを探って探って、午後4時の終了までに何とか釣果は2桁となったが、そもそもの川選びに失敗したかなという想いが残る一日となった。
それでも、赤頭ニンフへの反応は悪くなかったし、水中での視認性も良い事が分かったので、それは一つの収穫だったと思う。ただ、岩にぶつけてしまうと赤色が剥げてしまうという欠点はあったけれども。

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同じ日に、大井川の別の支流に入られた近所のてんから師Sさんからは、34cmのイワナが出ました!との羨ましい報告があったので、またその渓にも行ってみなければと思っている。でも、GW以降になっちゃうだろうな。

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April 17, 2023

欲は不幸の始まり

2釣行連続尺イワナの興奮が冷めやらなかった先週は、野暮用が週初めに重なって、木曜日にならないと出かけられないなぁと思っていた。そこにちょうど、釣り兄貴カズさん・goo~さん、旧友ヤナさんとタイミングが重なって、隣県の南アルプス入り口までご一緒いただくことになった。
道中は釣り談義に花が咲き、現地到着は9時少し前。4人まとまって釣りをするのは窮屈なので、釣り兄貴お二人は本流を、ヤナさんと自分は支流の上流部を釣ることにして二手に分かれた。
快晴の空の下、爽やかな渓の空気を味わいながら45分ほど歩いて、ここぞ山岳渓流という区間に入渓する。前回は、下流部を釣って良い釣果を得られたので、あわよくば今回も!と思っていた。
しかし、ダイナミックな流れのイワナポイントを、BHラッシーに期待を込めて叩いて行くも、なかなか反応がない。
30分ほども経過して、ようやく小さなイワナが釣れた。

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それからは、ぽつりぽつりという感じでイワナが毛鉤を咥えてくれたが、型が今一つ。
いつもの退渓点へ午後2時に辿り着き、登山道を下って大好きな堰堤まで戻ったが、そこでも小さなイワナが反応したのみ。
結局18尾のイワナをデジタルキープできたのだけれど、最大は8寸ちょっとというところ。

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決して釣れなかった訳ではない。
むしろ、野性的なイワナ達相手に軽く2桁を達成したのだから、喜んで当然の釣果だった。しかし、2連続尺物で有頂天になっていたため、何となく物足りなさを感じてしまった。
不相応な欲を持つことは不幸につながりかねない。少し頭を冷やす必要があるなと反省しきりだ。
今回のイワナ達には、何か大切な事を思い出させてもらったような気がしている。

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April 10, 2023

62.5の僥倖

先週は木曜日から天候が崩れるとの週間天気予報だったので、その前日の水曜日に、釣り兄貴goo~さんと誘い合わせて、隣県の南アルプス入り口の渓へ出かけた。
朝の通勤ラッシュをかいくぐって、9時過ぎに現地車止めへ到着し、10分ほど歩いて入渓。
空は薄曇りだが穏やかな天候に恵まれ、BHラッシーをポイントに打ち込んでいくと、ぽつりぽつりと反応がある。
スタートから小振りなアマゴが4尾釣れ、11時前からはイワナに替わり、goo~さんとのダブルヒットもあった。
昼食後すぐに、この渓で一番好きなプールに到着。
手前から攻略していくが、魚の反応はない。
そして一番奥の、大岩の狭間の穴倉のようなポイントにフライを送り込むと、流木でも引っかけたように竿先が引っ張られた。
そして魚とのファイトが始まる。Jストリーム792はバットから曲がり、魚はなかなか浮いてこない。
バレるなよ~と念じながら数分間、無事にネットに収まった今シーズン初の尺物、32cmのイワナに顔がほころんだ。
記憶に残る中で、最も早い時期に釣れた尺イワナだったので、良い想い出になりそうだ。

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その後も順調にイワナが釣れ続き、午後3時で終了。沢山の渓魚と出会えて、言う事無しの一日を過ごすことができた。
goo~さん、大変お疲れ様でした。一日お付き合いいただきまして、大変ありがとうございました。

 

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そして、天気予報どおりに木・金とまとまった雨が降り、今日は釣りにならないかなぁと考えていた土曜日の朝に、アマゴ27さんから連絡をいただいた。
そこで某ダムサイトに集合して、河川パトロールに出かけましょうと話がまとまる。
10時に指定場所で落ち合い、解禁日に良い釣りが出来た渓へ移動してみた。
辿り着いてみると、流れはかなり増水して青白く濁り、ちょっと遡行が大変かなと思えた。それでも釣れないことはないでしょう!とばかりに釣り開始。
強く吹きつける風に苦戦しながら、この日もBHラッシーでポイントを探っていくと、強い流れの脇の浅いところでイワナが反応した。
昼食を挟んで僅か1時間ほどで釣果が2桁に乗る好釣。
そして、流れが直角に岩盤へ当たるポイントの奥の巻きにフライを落とすと、3日前と同じように流木が引っかかったような重い手応えが!
一瞬深みに潜った魚は、強い流れに乗って下ろうとする。
そこを耐えて耐えて、なんとかいなして、冷や汗もののファイトの末ネットに収まったのは、30.5cmの精悍なイワナ。
初尺のわずか3日後に、また尺に出会えるなんて、嘘みたいだなぁと感慨に耽った。
その後数尾のイワナを追加して、午後2時半に終了とする。
実は、ウエストハイのウエーダーの両足に水漏れが発生するという、残念なアクシデントがあったのだけれど、そんなことも気にならないほど楽しい河川パトロールとなった。
アマゴ27さん、ご一緒いだだきありがとうございました。
得意の本流釣りは出来ませんでしたが、ライズの釣りも楽しめていただけて良かったと思います。
次回は、別の南アルプス入り口でご一緒したいですね。

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以上、先週は2つの渓でそれぞれ素晴らしい尺イワナに出会うことができた。
32cmと30.5cm。足して62.5の大興奮を味わえたのは、本当に僥倖だったと思う。

 

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April 03, 2023

南ア、ヨシ! 富士山麓は?

先週火曜日は、釣り兄貴カズさんとgoo~さんにご一緒いただき、シーズン初となる隣県の南アルプス入り口の渓まで出釣した。
現地到着は10時半。空は晴れて風も穏やかだ。
例年なら、仰ぎ見る山肌に雪が目立つ時期なのだが、今年はかなり少ない。流れはやや増水しているが、水質はクリアだ。
5XのティペットにBHラッシーを結び、ドライフライのお二人を追うように渓を遡れば、ぱつりぽつりとアマゴが釣れてくる。
この渓らしく朱点がほとんど無い姿は美しい。
そして最初の堰堤に近づいた辺りで、ようやくイワナがヒット。
正午前には雪代が入ったのか、流れが一時笹濁りとなったが、すぐに透明度を取り戻す。その後はイワナが主体となり、2時半の終了までにアマゴ6尾、イワナ7尾と十分に満足できる釣果を得た。
ただし型はイワナの26cmが最大。もう少し大きなサイズが望める渓だけに、次回を期待したいと思っている。
カズさん、goo~さん、一日お付き合いいただきまして、大変ありがとうございました。

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中2日置いた金曜日は3月末日。
解禁当初からイワナ狙いの釣りが重なっていたので、ちょっと気分を変えたいなと思い、富士山麓周辺のアマゴをテンカラで狙ってみようと、ステップワゴンを東へ走らせた。
目的地到着は10時半。
空は薄曇りだが空気は暖かく、川面には水棲昆虫が舞っている。
昨年秋にそこそこの釣りができた渓なので、釣れないことはないだろうと期待したのだが、何故か魚の反応は極めて少なく、2時間やって小振りなアマゴが1尾、白のパラシュートフライを咥えてくれたのみ。
昼食後はニジマスが狙える秘密の花園へ移動してみたが、想定外の大渇水で魚影は全く見えず。
改めて、一跨ぎほどの細流ながらアマゴの魚影の濃い、秘密の小沢へ移動してみたが、何度かフライへのアタックはあったものの1尾もヒットさせることが出来ず、2時半になったところで気力が尽きた。

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ということで、解禁以来最低の一日となってしまったけれど、今までが釣れ過ぎだったので、これで逆に気持ちが楽になったかもしれない。
しかし、次回の釣りをテンカラで再挑戦するかフライロッドに持ち替えるか、ちょっと迷うところだ。

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