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January 30, 2023

群れる魚の難しさ

先週は10年に一度レベルの大寒波がやってきたが、冷え込む前日の火曜日は、午前中の用事が済んだところで矢も楯もたまらず、一人原野谷川へ出かけてみた。
到着は午後1時。
明け方の雨はとっくに止んで頭上には青空が広がり、流れに目を凝らせば、相変わらず沢山の魚影が見える。
気温は低いけれど、これなら少しは釣れるだろうと思いながらスタートした。
 
いつものBHラッシーを魚影に向かってキャストすると、着水と同時に魚達はわらわらと逃げまどってしまう。
次のポイントに進んでも同じこと。
毛鉤を群れの向こう側にそっと落として、流れに乗せて近づけても、無視されたり避けられたり。
あっと言う間に1時間が過ぎたところで、流れから取り残された水たまりの中に1尾の魚影を発見。
岩陰に入ったところを見計らってそっと毛鉤を落とせば、よっぽどお腹が空いていたのか、す~っと寄ってきてぱくりと食った。
ヒットしたのは背びれも尾びれも欠けて、ちょっとかわいそうな姿をした8寸ほどのニジマスだ。
写真を撮りながら、見栄えが悪いなぁと思ったけれど、貴重な釣果だっただけに愛おしくも思った。
仲間が居る流れに放してやって先へと進む。
  
しかしその後も、状況は同じ。
午後3時を過ぎて、そろそろ終了にしようと思った倒木の陰のポイントで、思いもよらず小振りながら美しいニジマスがヒット。そして幸運にも、そこで連続2尾をキャッチすることができた。
攻略したという感じは全くしなかったが、2時間ちょっとで3尾の釣果ならば満足しなければなぁと自分に言い聞かせ、流れを後にした。

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水曜日からの寒波は天気予報どおり強烈で、風が強い日も続いたので、その後は外出することさえ嫌々だった。
結果的には、火曜日に釣りに行っておいて良かったなぁと思っている。

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January 23, 2023

釣り日和に苦戦は続く

流行病明けの体調も回復し、麻痺していた嗅覚が戻ってきた先週木曜日は、ヤナさんの愛車に乗せていただき、天竜川秋葉ダム下へ向かった。
目的地までの最後の711からは、初めてフィアット500Cのハンドルを握らせていただく。
何年ぶりかのマニュアル・シフトだったが、手足は操作を覚えていて、エンストすることもなく走らせることができた。
しかし、ウインカーとワイパーのレバーが日本車と左右逆なので、交差点を右左折するたびにワイパーを動かしてしまい、爆笑の連続。
2気筒ターボエンジンの力強さを味わいつつ、軽快なハンドリングでコーナーをクリアしていくと、自動車を運転するのって本当に楽しいなぁと、改めて思わせてくれた。
ダム下駐車スペースでは、風も穏やかな空の下で寒桜が3輪花を咲かせ、流れに立ちこめば無数の水棲昆虫が水面を舞っている。
正に、絶好の釣り日和に恵まれた。
前回魚が群れていた大プールのポイントからスタートして、ほどなくヒット!
掛かった魚は一気に沖へ走り、リールからバッキングラインまで引き出されそうになったところで、痛恨のフックアウト。
そして次を狙うも、そこからは魚の反応はなく、午後3時まであちこちポイントを移動してみたものの、終わってみれば釣果は0。
なんとも残念な一日となってしまった。


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一夜明けて、どうしても魚の顔を拝みたくなってしまい、エヌニャンを駆って一人原野谷川に向かう。
到着は9時半過ぎ。
この日も空は晴れてくれたが、時折吹く風が冷たい。
流れには相変わらず沢山の魚影が見えたけれど、やっぱり大苦戦。
午後1時まで渓を遡って、デジタルキープできたのが小ぶりなニジマスが2尾とは・・・。
それでも魚の顔を拝むことができ、暖かい食事と温泉で身体を癒せば、ささやかな幸せを感じる一日にはなったかなと思う。


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さて、今週は水曜日に大寒波がやってくるとのこと。
釣りに行くのは、ちょっと気が引けそうだ。

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January 16, 2023

復帰戦は大苦戦

先週は、日曜日を過ぎて徐々に体調が戻り始め、水曜日には外出しても良いかなと思えるほどになった。
気になるのは、熱が引いたタイミングで嗅覚が完全にマヒしてしまい、何の臭いも感じられなくなったことと、偶に痰が絡んで咳が出てしまうことくらいだったが、それも徐々に快方に向かっているので、完全な復調までもうちょっとだなと思っている。
静養中は、暇を持て余してネットの波に漂う時間が長かったが、モノを見れば欲しくなるもので、火曜日にAmazonでフライロッドをポチ。
翌日届いた品物は、ティムコユーフレックスシリーズの、JストリームJS792-4という、7ft9in2番指定の4ピースロッドだ。
実は以前から、小渓流のニンフィングに使ったら楽しそうだなと思っていたモデルなのだった。
ロッドが届けば、当然振ってみたくなる。
晴天に恵まれた木曜日は、1週間ぶりで外出を解禁し、独りエヌニャンを駆って西方面へドライブに出た。
午前11時に天竜川秋葉ダム下へ到着すると、釣友ヤナさんが川から上がって早めのランチを摂られていた。
状況を聞けば、臨時の放水が始まって増水し、ポイントが絞れず厳しいとのこと。
30分ほどマスク越しに雑談してから、一路原野谷川に向かう。
午後1時頃から2時間ほどニューロッドを振ってみたが、渇水した流れに群れる魚たちは、なかなか口を使ってはくれない。
ポイント毎にひたすらフライを流し、何とか瀬と淵から2尾のレインボウをキャッチして、ロッドに魂を入れることに成功した。
JS792は、長さの割には軽く、ちょっと頼りない感じもするが、尺クラスの魚とのファイトは楽しそう。3月からの渓流シーズンでの活躍が期待できそうだ。

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翌金曜日は、9時少し前に家を出て、再びエヌニャンで天竜川へ向かう。
11時前に到着した秋葉ダム下エリアは、前日のような放水は無く、穏やかな青空の下でゆったりと流れていた。
支度を整えて川辺に降りれば、無糖さんがロッドを振られていて、その前方には多くの魚が群れているのが見える。
これはいただき!と思ったが、見え鱒ほど手強いものはない。
フライをとっかえひっかえしていたら、何のはずみかミッジニンフにヒット。
強烈なファイトでプールを走り回られ、暫くは耐えたものの姿も拝めないままにフックアウトしてしまった。
昼食を挟んで、都合3時間近くも同じポイントで見え鱒に翻弄され、諦めモードに。
ラストは瀬を探ってみようと上流へ移動する。
そこでついに、良型がヒット。
今度は絶対にバラせないぞと焦りまくったが、数十メートル下流まで引きずられたものの、何とかランディングに成功。
45クラスのホウライマスをデジタルキープして、満足することができた。

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ということで、2日連続のリハビリ釣行は、大苦戦したものの魚には出会えて良かったと思う。いや、それ以上に、ヤナさんと無糖さんにお会いして、お話ができたことが嬉しかった。
当たり前だけど、やっぱり人間健康が一番だなぁ。

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January 08, 2023

初釣りは言う事無しだったけれど

ココログちびあまごをご訪問のみなさま、明けましておめでとうございます。
私こと、昨年から年金生活者になりましたが、今年も釣りにはせっせと通い、拙い文章を認めていきたいと思いますので、変わらずお付き合いのほど、よろしくお願いいたし鱒。

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さて、穏やかな天候で迎えた三賀日を過ぎて、さあ初釣り!と思ったところ、4日は釣り兄貴カズさんとgoo~さんとのタイミングが合って、原野谷川へご一緒いただいた。
この日も空は晴れて風も穏やかだが、気温はそれなりに低い。
そして、暫く雨が降っていない影響で、流れは澄んで渇水状態だった。
これは苦戦するかもと思ったが、魚影は年末に確認した状況と同様数多く見える。
当たり前の流し方をしても、教育が行き届いた魚たちは口を使ってくれないので、フライフィッシングのスタイルとしてはお恥ずかしい、BHラッシーの提灯釣りで初物をキャッチ。
3時間半ほどエリアを遡って、瀬から淵から計6尾のニジマスをデジタルキープすることができた。
1時半に終了してならここの里へ向かい、つけ麺でお腹を満たしてゆっくりと温泉につかれば、大袈裟ながら生きてて良かったなぁと思う次第。
帰り道、しばちゃん牧場のジャージー牛乳ソフトクリームでクールダウンすれば、もう完全に言う事のない初釣りとなった。

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さて、次回は天竜川詣出かなと思って、ヤナさんと翌週木曜日の釣行の約束をした。
ところが翌日、喉がいがらっぽくカラ咳が出て発熱した。
全く同じタイミングで同じ症状になった女房殿に翌日掛かりつけの病院に受診してもらったら、何とコロナ陽性。一週間の自宅謹慎を命じられてしまった。
当然ながら、ヤナさんとの約束も延期に・・・。
Dsc_0635-448x336本日は、所属する島田シニアSCの初蹴り。
朝から空は雲一つ無い晴天に恵まれて暖かく、風もほとんど吹かないという絶好のサッカー日和。
午前10時を過ぎて、今ごろみんな楽しく汗を流しているんだろうなぁと思うと、居ても立ってもいられなくなったので、寝ることにした(^-^;
それでも丸3日間薬漬けで養生した効果が出てきている。予定どおり、次の木曜日あたりから行動を再開できると良いのだけれど。
病で伏している時の猫の癒しも、またありがたいものだ。

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