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September 26, 2006

タクシーに揺られて

~渓流シーズンも残りわずかとなりましたね~

 秋分の日の朝、寝室の窓から入ってくる爽やかな風から、季節が急に秋へと流れつつあることを肌で感じた。秋風に誘われて、また故郷の渓のアマゴに会いに行きたくなったのだが、この日、自由なのは午後の短い時間、チャンスは少ない。りんご屋さんから借りっぱなしになっているグラスのショートロッドを持って、家から車で40分ほどの小さな渓に出かけた。
20060923ringoyarod いつもは優しいこの渓なのだが、この日はちょっと厳しかった。午前中に先行者があったのかもしれない。結局出会えたのは2尾のちびあまごだったが、可愛らしいその姿をデジタル・キープすることができ気分は爽快、この後に控える出撃への大きな力になった。

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 さて、その夜、旧友H君とKさんと3人で南アルプスに向かった。市営駐車場到着は23時過ぎ、1時過ぎまでH氏持参のアイラモルト・アードベグをいただき、3時間の睡眠の後、乗り合いタクシーでゲートから先に進む。
 H君とKさんは降車地点から歩いて下流のポイントを目指し、おいらは降車地点から激戦区を一人で釣り上る。入渓してすぐに小型のイワナがヒット、幸先良しと思ったが、すぐに先行者に追いつき、お願いして先に行かせてもらうと、また先行者(^^; 結局釣り人と釣り人の間を拾うようにして、のんびりと釣り上った。途中、餌釣りのおじさんと仲良く川の両岸からポイントを攻め、昼食もご一緒したが、自分より一回り以上先輩であろうおじさんの、健脚ぶりには感心した。
2006092425cm この日の最大のポイントは、堰堤上の大プールに注ぐなにげないストレート。川底が見えるような浅い瀬だが、午前中から午後まで続く水生昆虫の流下にあわせて、イワナのライズが続いていた。流れてくる小型の白っぽいカゲロウにマッチするよう、白のパラシュートや小型の白いバイビジブルをキャストすると、面白いようにイワナがアタックしてくる。2006092427cmほんの数十メートルの区間で、たっぷり2時間、ライズの釣りを楽しませてもらった(^-^)v
 ということで、今回も尺物こそ出なかったが、8寸・9寸という、おいらにとっては大物も混じり、とっても満足な南アルプスラストチャンスにすることができた。先にタクシー乗り場まで来ていたH君とKさんも当然爆釣!表情はとっても満足げだった。この渓は、開幕が遅いため来シーズンまでかなりの我慢となるが、絶対にまた来ようと思う。H君とKさんとも、来シーズンの釣りを約束した。イワナ君たちも、待っていておくれ~♪
             20060924yamato


 ところでこの日、偶然にもアマゴ27さん、萩さん、めがね屋さん御一行とタクシー乗り場でお会いした。彼らは、タクシー終点から更にバスに乗り継いで上流に向かわれたが、やはりラストチャンスをしっかりとモノに出来たようだった。次回はおいらも上流を目指そうかな。

オマケ:頭文字N
 釣り進むうちに前方の山を見上げると、山肌にくっきり「N」と読める崩落痕があった。自然の悪戯だとは思うが、あまりの出来すぎに驚いてしまった。
             Thnn


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September 20, 2006

南アルプスに秋の気配?

 ハッピー号での未舗装林道走行から、あっという間に一週間が過ぎた。
 それでもって今週もまた、サイクリングで内臓脂肪の燃焼を図ろうかなと思い立ち、ブリジストン・トランジットTS-7をステップワゴンに積み込んで南アルプスに向かう。今回の道は舗装路、TS-7の7段変速が頼りになるだろう。
           2006091629_1
 いつものダム湖でKさんと落ち合い、愛車TS-7に乗り換え約1時間半、7月にヤナギサワ君と楽しく釣った区間に到着した。流れの両岸に分かれて釣り上るが、今ひとつ反応が渋い。どうやら二人ともポイントを読み間違っていたようだ。イワナが意外と浅い所に着いていることに気付くのに、結構な時間を掛けてしまった。2006091641
流芯ではなく、底の見えるような浅い流れの脇を流すと、飽きない程度に魚が出始めた。時折小雨の混じる曇り空の下だったが、夕方まで存分にイワナ釣りを楽しんだ。この日の最大は24cmほど、ほぼヤマトと言える一尾も出て満足することが出来た。
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 一日の釣りを終え、日帰りのKさんと再挑戦の約束を交わし、おいらはトイレ付バス停の隣で一夜を過ごすこととした。夜のお供は、ジョニーウオーカー・ブラック。一昔前は贈答用高級洋酒だったが、酒税法が改正された現在は庶民の晩酌レベルまで降りてきてくれた。しかし、値段の割には旨いサケだと思う。夜空に響く鹿の鳴き声を肴に、グラスを傾けた。
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            2006091701_1
 ぐっすりと眠れた翌朝は、秋の爽やかさを感じる晴天。ゲートの駐車場には静岡の萩さんのフォードがあり、すでに出発した後だった。前日お目に掛かっていないアマゴの姿を拝みたくなったので、TS-7で1時間、昨日の区間より少し下流に入った。2006091711
しかし、結果的にこれは失敗で、アマゴが出てくれないばかりか、イワナも出ない。それでも、区間の終了地点間際で出た朱点も鮮やかな8寸オーバーのイワナには大興奮。ファイト中で魚体が水中にあった時の煌きには、一瞬アマゴかと思わせるような感じがあった。
 若干期待を裏切られた形となった区間の後は、柳の下のドジョウよろしく、前日の区間に再挑戦、数はちょっと渋めだったが8寸前後の良型も数尾混じり、期待を裏切らない結果に満足しつつ2日間の釣りを終えることができた。
20060917
 さて、今回唯一参ってしまったのは、TS-7での帰り道。雨は大丈夫だろうという甘い予測が見事にはずれ、強くはないものの降り出してしまったため、フェンダーのないTS-7は、何の遠慮もなく水しぶきを上げてくれる。折りしも、道路工事のため路面に泥が積もっていたので、雨具を着つつも、ほぼ全身が泥だらけ。車に戻ってからが大変だった(滝汗)
さて、今シーズンの南アルプスへの釣行もあとツー・チャンスかな。結局今年もおいらは、尺物との出会いを果たすことが出来ないのであろうか・・・

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September 12, 2006

もう9月に入ってしまったよ

復帰?に向けて~rehabilitation~

 道東の旅を終えて1週間は、記録の整理が済んでいなかったことと、あまりに豊かな釣りをしてしまった反動が出てしまい、渓に出かけることもなく、ダラダラと日々を過ごしてしまった。しか~し、キタグニ・ツレツレ症のアフター・ケアをしないことには、このまま本州の渓でロッドを振ることが出来なくなってしまうかもしれないぞ!と思い、土曜日の夕方、愛車ハッピー号(※1)のペダルを踏んで、裏の小川の雑魚ポイントに向かった。そこに居たオイカワやカワムツ達は、楽しかった北国のオショロコマ釣りを思い出させてくれるほどの密度で、にぎやかにおいらを出迎えてくれた。Osanpo
ただし、難易度は高かった。そもそも小さい魚なので、なかなか掛からない。恐らく、フッキング率は10%前後だっただろう(おいらが下手なだけかな)。まあ、リハビリには最良のターゲットだね♪

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山に行こう!~folding bicycle mountain attack~

 さて、それから早くもまた一週間という時間が経過して、週末がやってきた。もうそろそろ、本州の渓流魚にも挨拶に行かなければならない。じゃ、いっそのこと自転車で行ける所まで行ってみるかという気持ちになり、雨上がりの泥道を嫌って、7段変速のTS-7(※2)ではなく、シングルスピードだが泥除けのあるハッピー号をステップワゴンに積み込み、北に向けてハンドルを握った==3
 約2時間のドライブで車止めのゲートに到着し、番人のおじちゃんから「魚は浅い所にいっぱい居るよ~」という嬉しくなるような情報をもらってハッピー号をスタート。0909bridgeゲートに到着した時まで弱く降っていた雨は、走り出してすぐに止んでくれ、曇り空でちょっと涼しい林道を汗びっしょりになりながら、平地と下りはガンガン漕いで上り坂は素直に押し、途中2回の休憩をはさんで、約2時間後にお目当ての橋までたどり着いた。
 橋の下の大淵は、2年前の夏に良型アマゴをデジタルキープした実績のポイントだ♪期待に胸を膨らませて、駆け下りるように川辺に立ち、いつもの黒パラシュートをキャストする。フライは狙ったコースを綺麗に流れた。しかし、魚の反応がない。すぐに次のポイントを狙う。流芯、石裏、瀬脇、瀬尻、セオリーと経験から絶対と思えるポイントを攻めるが、全く反応がない。0909taniしばらく本流を釣り上った後、余りの反応の無さにがっかりしながら、これもまた実績のある沢に入った。しかし、そこも結果は似たようなもの。反応がないまま釣り進む。ようやく、どう見ても魚の居そうも無いような淀んだ流れの脇から、ゆっくりと出てきて黒パラをくわえてくれたのは、この川独特の斑紋と頬に妖しいパープルカラーのメイクをしたヤマト?イワナだった。0909iwana1一生懸命釣り上ったのだが、午前中に出たのはこの一尾のみ。仕方なくこの区間をあきらめて、ハッピー号で一旦下流に下ることにした。目指したのは、いつも放水で釣りにならない程の水量が流れている沢。この日は、上りの途中で、放水量が非常に少なく釣りになりそうなのを確認していた。期待通り、この区間では程々の魚の反応があったのだが、なかなかフックアップまで持ち込めない。フライサイズを少し落として、ようやくキャッチしたのは、これもプリプリに太ったイワナだった。0909amago_1
結局ここで数尾のイワナを追加したのだが、嬉しかったのは最後の最後に、小さいながらもアマゴが出てくれたこと。これで満足して、気持ち良く渓を後にすることができたのだ。
 やはり、予想したとおり、静岡の渓は厳しかった。それでも渓に来れば、身体はヘトヘトになりながらも心は健康になれる。実は、今回の出撃の目的として、林道を自転車で走る体力があるかどうかの確認ということを考えていた。そういう位置付けとしては、十分な収穫のあった一日だったと言える。シーズン終了まであと僅かとなってしまったが、これからが最高の季節だ。週末はまた、渓に通わねば。

               0909iwana3

※1 ハッピー号:ある結婚式場の抽選で当たった折り畳み自転車。メーカー不詳。20インチタイヤでシングルスピード。サスペンションなど、もちろん無い。これまで数々の釣行の強い相棒となってくれた。今回のグラベル・ランで、ハンドルはガタガタ、チェーンは緩み、リアブレーキは3km先に居る熊も驚くほどの異音を発するようになってしまった。念入りにメンテナンスしてあげなければ。
※2 TS-7:ブリジストン社製、東京都内での短距離移動のために購入。20インチタイヤの折り畳みタイプだが、7段変速及び前後サスペンションを装備し、走行能力は良好。ドロよけが無いため、雨天時には全身に水はねを受けてしまう。また、レーシーなシートは硬めで、お尻が痛いことこの上ない。ターマック・オンリー。

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September 02, 2006

☆ Salvelinus malma ☆         malma! malma!! malma!!!

Special Thanks!
yanagisawaさん、kazu君、kobayashiさん、satoさん、北海道遠征では、たいへん・たいへんお世話になりましたb(^-^)d

 8月25日から3泊4日の日程で、北海道・道東の釣りを思う存分に楽しんできた。
 旅の計画は全てyanagisawaさんに立てていただき、大切なポイントをkobayashiさんから教えていただき、satoさんには夜遅くまでお酒に付き合っていただき、そしてkazu君にはマツダ・ベリーサのコ・ドライバーとしての大役を務めていただいた。北海道の壮大な自然の懐に飛び込み、数え切れないほどの魚と出逢い、ヒグマとの遭遇もなく無事に旅することができたのも、4日連続で良いお天気に恵まれたのも、全てみなさんのおかげだと心から思う。
ありがとうございました。感謝いたします。m(_"_)m

2006hokkaidou_chibichan

今年二度目の夏休みは、北の大地・北海道♪

 短い日程を有効に過ごすため、めっちゃ苦手な飛行機(^_^;)を利用して、羽田からたった1時間半のフライトで、yanagisawaさん親子と共に北の大地・道東は中標津の地に立ったのが、25日の午後。最後に北海道を訪問した時は、まだ23歳だったから、月日の経つのは本当に早いと、この歳になってつくづく感じてしまう。空港でレンタカーを借り、さっそく鮭の釣獲調査が行われている忠類川の第1管理棟に向かうと、26年ぶりの再会となるkobayashiさんが待っていてくれた。ずいぶんと久しぶりなのだが、kobayashiさんが一目おいらを見ておいらであることをわかってくれたのにびっくり。 と~っても嬉しかったですヨ。
2006hokkaidou_mitikawa

 さて、とにかくも目指すは北のイワナ、オショロコマとの出逢い。鮭調査組と第一管理棟駐車場でわかれて、yanagisawaさんに教えてもらったポイントを一人目指して車を走らせる。レンタカーではあるが、カーナビが搭載されているので安心して運転できる。到着して釣り支度を整え、川に降りて目の前のポイントに第1投、いきなり魚がアタックしてくる。すぐに釣れたのは、ず~っと想いを寄せていたオショロコマ、学名サルベリナス・マルマ(Salvelinus malma)だったv(^o^)v 
 特にここ数年、中国山脈から北関東まで、ヤマト系・ニッコウ系・ゴギ系などのイワナを釣り歩いているうちに、若い頃出逢った、羅臼の可愛らしいオショロコマや尻別の白点も鮮やかなアメマスとどうしても再会したくなったというのが、今回旅に出た動機だったので、早速に一つの目的を果たしたことになる。
 オショロコマは、際限も無く釣れた。たった一坪ほどのポイントから、いくらでも出てくる。デジタル・キープのためにランディングネットに入れた時、複数の魚を集合させてみようと思い、やってみたら10分もあればオショロコマと降海型小ヤマメでネットが満員状態になる(-o-)... とんでもない豊かさだが、魚が多すぎるせいか、あるいは冬が厳しいせいか、1尾1尾が大きくなれないようだ。オショロコマは、22cmがレコードサイズだった。
2006hokkaidou_shuugou

 2日目は、午前中みんなとオショロコマを楽しみ、午後は一人で懐かしの知床半島まで行ってみた。もちろんここでも魚は沢山釣れた。しかし、観光客が訪れる川沿いの遊歩道に、7月末にヒグマが出たという立て看板があったので、時折車の行き交う道路を背にしながらも、ビクビクの釣りになってしまった。
 3日目は、kobayashiさんのアドバイスで、アメマスと出逢うために道東の別の川に向かった。入渓した区間は、梅花藻が流れにゆらゆらと揺れる、スプリングクリーク。上流から、ドラッグに注意しながらダウンでフライを流すと、藻の切れ目からモコっと魚が出た。6.6ft2番のアキスコ・エアライトが満月になる。ティペットは7X、無理は出来ない。重たい流れの中から何とかランディングしたのは、なんと??ブルックトラウトだった。そして次のポイントでは、ライズしている魚を発見、そおっとフライをキャストすると、またまたボコっとアタック。今度は念願のアメマスだ。全てのヒレが力強く、白点が美しい。これで、もう一つの目的も達成することができた(*^-^*)
2006hokkaidou_sakana

 次のポイントを見極めようと、流れの中を見ていると、河口からはかなりの距離のこのポイントだが、産卵に向けて遡上してきたサクラマスが居た!体側の赤い模様が鮮やかだ。50cmを超えている個体も何尾か居る。思わずその姿に見とれていると、彼らは藻の間の砂地を身体で掘り、産卵床を作るような行動を取っている。どうやら流れに立ちこんでいるおいらは、とんだ邪魔者のようだった。この時期に、流れに立ちこむのは避けるべきなのかもしれない。自然の驚異を目の前で見ることで、人間としての行いを反省する、良い機会となった。
 最終日は、おいらだけ早起きが出来ず(^^:竿を出さず終い。鮭調査組は午前3時起きでラストチャンスに向かっていた。鮭調査組の皆さんの釣果は、それぞれのHPで確認していただけたらと思う。yanagisawaさんは、我が「リバーラントクラブ」のHP掲示板で、kobayashiさんは、HP「北海道からFF発信」からどうぞ。
 旅の最後に立ち寄った標津町の「標津サーモン科学館」(大人610円・小中学生200円)は、アブラビレ好きには、なかなか興味深い施設だ。天然遡上中の鮭類が間近に見られる(実は見損ねた^^;;)し、100円で販売している餌(オキアミがお薦め)を水槽に入れた際の魚の狂喜乱舞が凄い。今回の旅では、唯一の観光地だったかもしれないが、道東を訪れる皆さんには、是非ともお薦めしたいスポットだと思った。

2006hokkaidou_nakama こうして、たくさんの楽しい思い出をお土産に、夢の楽園から現実世界に戻ってきた。あれだけの豊かな川を味わってしまうと、静岡県の山岳渓流が馬鹿馬鹿しく思えてしまうかもしれない。しばらく冷却期間が必要かな。と言いつつも早週末。ログを綴っている今も、想いは渓を駆け巡っている。

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