September 18, 2023

忘れちゃダメでしょ

釣り兄貴goo~さんが、自分も以前から気になっていたブルーヘロンさんのSグラス・フライロッドを入手されたとのことで、先週水曜日はその入魂にご一緒させていただいた。
目指したのは、前回釣り兄貴カズさんとgoo~さんにご一緒いただき、雷雨強制終了となったお気に入りの渓だ。
ところが、家から30分ほど走行したところで、ウエーダーを積んでこなかった事に気が付いて滝汗。これから家まで戻っては、あまりにタイムロスが大きいので、履いてきたスリップオン・サンダルで遡行してみようと決心した。

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入渓点に到着してみれば、快晴&平水という好条件に恵まれて、一発思い出に残る魚をモノにするぞと意気込んだのだけれど、9時半のスタートからお昼までは、ちびあまご1にちびいわな2という超貧果。ただし、サンダルは意外にも岩をグリップしてくれて、何とか先に進めそうだなと思っていた。
魚の反応が薄いのは一体何がいけないのかなぁと悩んだけれど、結局それはわからないま、午後になってからは急に魚の反応が上向いた。
ドライフライで攻めるgoo~さんを横目に、いつものBHラッシーでイレギュラーなポイントを叩いて行けば、そこそこに反応が続く。そして午後1時半、小さなプールにBHラッシーを打ち込むと、手前に流れてくるリーダーがふっと止まった。すかさずロッドをあおってみれば、がっちりと鉤掛かりした手応えがあって、強烈なファイトが始まる。
流れに乗って下ろうとする良型に合わせて、自分も下流側に移動しつつランディングのタイミングを計り、ドキドキファイトの末にネットインしたのは、32cmの逞しいイワナだった。
このところ3週連続で29cmのイワナをキャッチでき、十二分に満足すべき釣果ながら、いまいちスッキリしなかったものがあった。しかし、この1尾と出会えたことで、もうシーズンを終えた方が良いかな~なんて思ったりした。
その後もぽつりぽつりと釣果は重なり、午後3時でゲームセットとする。

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帰り道ではスリップオンサンダルのソールのかかと側が両方とも剥がれて、ぱこぱこという情けない音と一緒に退渓したのだけれど、2度のしりもちで下半身びっしょりになったものの、大きなトラブルも無く釣りを終えられたのは、本当にありがたかった。
しかし、肝心な物を忘れちゃダメでしょ~な一日だった。

さて、先週はこれで満足しておけば良かったのだけれど、週末土曜日に偶々ご近所のてんから師Sさんとタイミングが合ったので、例の未踏だった区間をご案内しようとステップワゴンを北に走らせた。
到着した支流は、その入り口からテント泊の車3台、そのすぐ先の空き地に車3台、さらに車止めゲート前に車2台の大盛況。
これじゃどうしようも無いやと思ったが、とりあえず先行者の無さそうな近くの枝沢へ潜りこんでみた。しかし、魚が居るのか居ないのか反応は激渋。午前中は、ちびあまご2尾をデジタルキープできたのみで撤収となった。
午後は車で30分ほど走った別の支流の、実績のある細い枝沢へ再入渓してみたが、時折良型の魚影が見えたりするものの、こちらでも毛鉤への反応は激渋。
1時間ほどポイントを叩き、ちびいわな1尾と出会えただけで終了時間を迎えてしまった。

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ということで、この時期としては信じられないような貧果に終わってしまったけれど、久しぶりにSさんとご一緒して色々とお話が出来たことが楽しかった。
今シーズンも残り2週間弱。次の釣行では、お口直ししたいところだけれど・・・。

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September 11, 2023

未踏区間の魅力

渓流釣りの本格シーズンも、残り1か月を切り、この間の大井川釣行回数は25回に及んだ。
こうなると、同じような区間にばかり行ってきたなぁと思ったので、先週木曜日は、馴染みの渓の未踏区間を歩いてみることにした。
いつもなら4時間ばかりかけて釣る区間の中間点から入渓し、飛ばし気味に釣り上がっていくが、魚の反応が異常に少ない。
2時間弱でいつもの退渓点の取水堰堤までたどり着いたが、大量の土砂が流れた影響なのか、本来魚影の濃い区間ながら、デジタルキープできたのは中・小型のイワナがたった3尾と激渋だった。
6月末の釣行で、この取水堰堤の上流部に少しだけ入り、26cmのイワナと出会っていたので、好転を期待して釣り上がってみると、ぽつりぽつりとではあるけれど、イワナが反応してくれた。
未踏区間を歩くのは、先に進めるかどうかの不安と、もしかしたら良型が出るかもという期待が入り混じる。今回は、約3時間かけて僅かな距離しか進めなかったけれど、またしても29cm止まりながら美しいイワナと出会えて楽しかった。
次回はもう少し早めに取水堰堤上に入って、+1.3cmと出会うために、更に上流を目指したいと思っている。

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追記:とある浅いポイントで、2匹のイワナが絡みついているところに出会った。時に寄り添い、時に嚙みつき合い、ラブラブなのかケンカしているのかは不明だが、とても興味深い光景だった。

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さて、中1日置いた土曜日は、思うところあって隣県北部の里川へ独り出かけた。
現地到着は9時。LINEで連絡をしてあった釣り友オッチャンAnglerさんと合流して、脇に民家が見える明るい小渓を釣り上がる。
その区間には、アマゴの稚魚が放流されたらしく、底砂の上にそれらしい影がちらほら見えたが、毛鉤への反応は渋く、2時間半頑張って、釣果は中・小型のアマゴ3尾にとどまった。
午後は車で上流部に移動して、イワナ狙いに転じるが、やはり状況は渋々。本筋と沢の2か所を2時間半かけて釣り、釣果は小ぶりなイワナが7尾。
何とか合わせ技で2桁釣果とはなったけれど、往復300km以上走ったにしては、報われなかったなぁという思いがした。
それでも、オッチャンAnglerさんと、ほぼ1年ぶりでご一緒出来たのは楽しかった。
富士宮の潤井川冬季釣り場が開設されれば、またお会いできるチャンスが増えるのだけれど、今年はどうなるのだろうか。
漁協さんには、是非とも頑張っていただきたいものだ。

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September 04, 2023

辿り着けない楽園

8月最終日となった先週木曜日は、以前S市S区のルアーマンS氏から生唾物の情報をいただいていた、大井川の支流の上流部へ、こっそりと出かけてみた。
2時間ちょっとのドライブの後、ほぼ全区間木陰で涼しい林道を1時間ほど歩いて、10時半に入渓点へ到着。昨年9月に挑戦した枝沢の源流部への再挑戦を試みる。
しかし、魚からの反応は全く無く、前回その険しさに尻尾を巻いて逃げ帰った連瀑の攻略法も見つからず、またしても「楽園」へ辿り着く事は叶わなかった・・・。
仕方なく、前回と同様に枝沢下流部と本流区間に降りてみると、幸運にも1投目からBHラッシーに反応があり、昼までのたった1時間ちょっとで2桁釣果を達成。

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コンビニおにぎりの昼食後もコンスタントに釣れ続け、釣果は20尾を越えた。そして午後1時半に、丸々と太っている29cmのイワナを、冷や汗もののファイトの末キャッチ&デジタル・キープしたら、その後は不思議な事に魚の気配が全く消えてしまう。
ポイント毎に反応があった状況から、丹念に探り続けても30分以上1度の反応も無いという不可解な事態に陥り、何か釈然としないまま、午後2時を過ぎたところで早仕舞いとした。
ということで、存分な釣果を得ることは出来て楽しかったなぁと思う一方、夢にまで見た天上の「楽園」は、このまま永久に幻となってしまうのだろかと、若干の無念さも残る一日だった。

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August 28, 2023

浮かすと沈める、どっちもたのしい

「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」というコミック本がある。
読んでみると、犬猫あるあるが面白くて大いに笑える。
しかしながら、犬がやたらと愛らしく書かれているのに、猫は凶暴な顔つきで憎たらしくもある。
自分は猫派ゆえ癪に障るところもあるので、この本は絶対に買ってやらないぞ!と心に決めている。
ただ、猫ってこういうもんだよなぁって思ったりもして(^-^;

などという事はさて置き、先週末金曜日は、2週間ぶりでヤナさんと隣県南アルプス入り口の渓へ出かけた。
車止めから1時間ほど歩いて10時半に入渓は、前回と同じペース。
そして約5分後に、BHラッシーで1尾目のイワナをキャッチしたのも、前回と同様だった。
今回自分は、流れの左岸を受け持って釣り上がったが、ニンフへの反応は若干渋めで、午前中の釣果は8寸弱を頭の6尾。
コンビニおにぎりの昼食後は、敢えて小さなポイント狙いに切り替えてみた。すると、ほどなく釣果は2桁となり、29cmの良型をキャッチ&デジタルキープした後は、フライを黒パラシュートに結び替えた。
黒パラ最初の1尾は、夏の終わりらしくお尻からハリガネ虫が出ている8寸イワナ。その後も中・小イワナがコンスタントに釣れ続ける。
午後2時半に区切りをつけて登山道を下り、途中の堰堤で3尾を追加して、午後3時半を過ぎたところで終了とした。

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ということで、前回に続いて前半はニンフ、後半はドライという釣り方で挑んだが、やはりどちらもそれぞれ面白く楽しい。
犬と猫の話ではないけれど、これからもボックスにはニンフとドライを入れて、条件やポイントに応じた攻め方を心がけたいと思った。
ヤナさん、今回も大変お疲れ様でした。憧れの1700mは、もう少し涼しくなってから検討しましょう!

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August 21, 2023

一期一会にしたくない

8月も半ばを過ぎた先週金曜日は、このところの雨の影響が少なさそうな流れを求めて、独り隣県北部まで出かけてみた。
3時間弱のドライブでたどり着いた林道ゲート前には、車が2台停まっていて、一人のフライフィッシャーが入渓の支度を整えている。
とりあえず、どの区間に入るのか確認してから自分も支度を整えると、出発の時間が重なったので、雑談を交わしながら林道を一緒に歩く。そして、何かのご縁なので、同じ区間を一緒に釣りましょうということになった。
約20分の林道歩きも、話し相手が居るおかげで短く感じながら、軽く汗をかいて入渓点の堰堤上へ到着。タックルをセットしてプールに目を凝らせば、時折魚のライズがあったりして期待感が高まった。
いつものBHラッシーを5Xのティペットに結んで、プールの魚に挑むも反応してくれない。すぐにそこを諦めて流れの方に転じれば、ほどなく立て続けに小さなイワナが2尾ヒットした。
それからは、白いグラスファイバーのお洒落なショートロッドでドライフライを操る、急ごしらえのパートナー「K」さんに先行してもらって、細い流れを遡る。しかし、魚が居ることは確かであるものの、自分にはどうやっても釣れない時間帯が続いた。
Kさんのフライには、そこそこ反応があるようだったが、結局昼食を挟んだ2時間後に、ようやく3尾めがヒット。それからまた2時間ほどかけて、何とか5尾を追加。午後2時半を過ぎ、まずまずの型をヒットさせたのに強引に寄せすぎてバラし、おまけに反動でフライを高い木の枝に絡ませ、回収できなかったのを機に終了とした。

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ということで、釣果の方はあまりぱっとしなかったけれど、初対面の方にご一緒いただくという機会に恵まれ、なかなか楽しい一日になったと思う。帰り道、こんな偶然な出会いは二度とない、一期一会なんでしょうねとお話したら、Facebookやってませんか?と問われ、そこで友達になることを約束できた。う~ん、簡単便利な世の中になったものだ。

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さて本日は、家に来客があるから遊びに行っておいでと女房殿に背中を押され、独り大井川を遡った。
辿り着いたお気に入りの支流は、白濁りの大増水。もしかしたら大物が出るかもと期待を込めてBHラッシーをキャストしたが、100mも進まないうちに渡渉困難なポイントが現れて強制終了。それでも25cmを頭に、3尾のイワナがでてくれたのは嬉しかった。
そこから一旦林道に出て、少し上流側の枝沢に入る。そして2時間ちょっとで、何と中・小15尾のイワナをキャッチ&デジタル・キープできるという幸運に恵まれた。中には在来イワナの血が濃いものも混じって大満足。木曜日の釣りでもやもやしていたものを、綺麗にすっ飛ばすことができた気がする。あ~、行って良かったなぁ。

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August 14, 2023

お次は1200m辺りまで

前回の釣行から1週間経った先週木曜日は、再びヤナさんと隣県南アルプス入り口の渓へ出かけた。
翌日から山の日を含む3連休で、夏休みを利用して釣りに来ている方も多かろうと思っていたが、9時半前に到着した林道ゲート前には軽自動車2台が停まっていたのみ。これなら他の釣り人とバッティングすることも少なそうだと嬉しくなる。
前回は標高1000m辺りの僅か100m区間しか釣らなかったので、今回は標高1200m前後を目指して約1時間歩いた。
入渓点は枝沢との合流付近。前回ヤナさんが良型イワナをキャッチしたポイントを譲ってもらい、BHラッシーをキャストすると、大岩の下から黒い影が躍り出た。いきなりのヒットに慌てたが、慎重にファイトしてランディングできたのは、29.5cmの泣き尺イワナだった。

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それからは、昼食を挟んで午後1時過ぎまで本流筋を釣り上がり、ちょうど2桁釣果を達成したところで、細い分流に分け入った。
浅いポイントが続くので、毛鉤を黒パラシュートに結び替えると、面白いようにイワナが出てくれて、ここでも1時間ちょっとで2桁釣果を達成。しかも、28cmという良型もデジタル・キープできた。

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大満足して登山道を引き返し、途中の堰堤で3尾のイワナを追加して、午後3時半過ぎに終了。大汗をかきながら、登山道を歩いた甲斐のある一日になった。
ヤナさん、今回も大変お疲れ様でした。漢方薬の68番の出番はなかったけれど、なかなかハードな釣行でしたよ。
また体調を整えて、いつかは標高1700mを目指しましょう。

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August 07, 2023

隣県南ア復帰戦は、わずか100m

8月に突入した先週木曜日は、梅雨入り頃から3カ月ほども行けていなかった隣県南アルプス入り口の渓へ、旧友ヤナさんと復帰戦に挑んだ。
朝の家事都合のため、出発時刻は7時とどうしても遅くなってしまう。片道125kmの行程を、抜け道と高速道路を駆使して通勤ラッシュを回避していくものの、途中のコンビニで昼食を調達してから道の駅でヤナさんと合流し、渓の入り口へ到着すれば、時間は既に9時半だ。いつもの駐車スペースが満車だったので、少し下った地点に戻って支度を整え、林道を30分ほど歩く。
ここからやってみようと降りた所で、何と餌釣りの先行者さんと出くわしてしまったが、非礼を詫びるとなぜかすぐに退渓されたので、とりあえず竿を出してみたら、すぐに中型のイワナがBHラッシーを咥えてくれた。
そこからは、竿抜けしているところもあるかなと期待しながら、二人で小さなポイントも見逃さないように叩いて行く。すると、意外にもイワナたちは好反応を示してくれた。
午前10時半から午後1時半過ぎまでの3時間ちょっとで、27cmを頭にちょうど10尾のイワナをデジタル・キープ。その間歩いた距離は、何とわずか100mばかりか。午後は天候が崩れるという天気予報が気がかりだったので、まだ時間は早かったけれど、渓の豊かさに感謝しつつ、頭上に広がる雨雲から逃げるように車に戻った。

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さて、週末を迎えて急に思いつき、釣り兄貴カズさん&goo~さんと土曜日に、アウトドアでランチをすることになった。
向かった先は自分の生まれ故郷の野池。11時頃に到着して、まずは雑魚釣りに挑戦。自分はてんからセットで岸際を狙うが、時合が良くないのか、なかなか魚が反応してくれない。それでも1時間ほどで、何とか美しいオイカワ1尾と、ブルーギルを2尾をキャッチ。そして、黒パラシュートを振り込もうとした時に、何とウチワヤンマがヒット。水中ではなく、空中で獲物とファイトするという珍体験だった。

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ランチは池畔のあずま屋で、カズさんがホットサンド、goo~さんがトマトパスタをご準備&調理してくださり、自分はノンアルを呑みながら美味しくいただくだけ(^-^;
とにかく暑かったけれど、存分に楽しめてお腹もいっぱいになった。

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偶には、こんなのんびりとした時間の過ごし方も好いものだ。カズさん、goo~さん、ご馳走様でした~♪

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July 31, 2023

滝までやりたかったのに~

7月20日の梅雨明けから暑さが本格的になり、天候も安定してきた先週木曜日は、釣り兄貴のカズさんとgoo~さんにご一緒いただき、3人で大井川を遡った。
自分の都合にあわせての遅い出発だったので、目的地への到着は11時近くになってしまう。
夢は本流尺アマゴだったのだけれど、眼前の広大な砂利の河原を細々と流れる本流は、夏の強烈な日差しを遮るものもの無く酷く渇水していて、どうにも厳しそうな感じがする。天気予報も午後に雨が降るかもしれないという事だったので、当初の目的をあっさりと捨てて、3人で手近な支流へ潜りこんでみた。
兄貴達はドライフライで、自分はその後を追ってBHラッシーでポイントを攻めていく。しかし、魚の反応は渋く、開始から40分ほどが経過して、ようやく小型のイワナがヒット。
20230727iwana 昼食前に細身の8寸イワナを追加して、午後の部へ突入するが、快晴だった空に黒い雲が広がり始める。そして午後1時半近くになると、心配していた雨がぽつりぽつりと落ち始め、雷鳴までが渓に響きだしてしまった。
その間、魚の反応は若干良くなってきたが、8尾目を数えた午後2時過ぎに雨は本降りとなる。
すぐ目の前に尺物が潜む最大ポイントの滝が控えているというのに、視界の暗さと雨で釣りは続行不能。雷鳴と稲光の恐怖と闘いながら、無念の下山となった。
カズさん、goo~さん、大変お疲れ様でした。また近いうちに、本流の良型を狙いに出かけたいものですね。

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July 24, 2023

原因を考えてみるに

前回の日記には、今シーズンに何度も実績のあった渓で、全く魚の反応がなかったことを書いたけれど、あれは一体何だったのか。
考えてみるに、魚が毛鉤に出なかったのは、もしかしたらお腹がいっぱいだったからじゃないだろうか。
例えば、夕まづめか朝まづめに水棲昆虫のスーパーハッチがあって、そこでお腹いっぱいになってしまった渓魚達は、多分昼間の毛鉤には出にくいだろう。
日中ずっと反応が激渋なのは、水温や気圧の急な上下のような一時的なものではないはず。魚が居なくなることはない渓だから、やはり飽食が原因なのかもしれない。
だとしたら、対策なんて無いよなぁなどと考えつつ、先週木曜日は、前回の隣の渓を目指して、また一人大井川を遡った。
入渓は10時半。空は爽やかに晴れて、流れはクリアで適度な水量という好条件。
しかしながら、14番BHラッシーを5Xのティペットに結び付けてスターとするも、またしても魚の反応がない。毛鉤のせいだろうかと考えて、30分後には黒パラシュートに替えてみたが、これも不発。再び30分後にBHラッシーに替え、ようやく小さなイワナを釣り上げたものの、苦戦は続いた。
それでもなんとか、3時間ほどで6尾のイワナをデジタル・キープし、特に最後の1尾は28cmの良型だったので、前回よりは良かったなぁと納得しながら一区切りとした。
そこから川通しで戻るのも面倒だったので、険しそうだったけれど林道を目指して枝沢をよじ登る。
怖い思いをしつつ小滝を2つ越えて大堰堤を巻き、林道が見えたところに出ると傾斜が緩くなった。細い流れが気になったので黒パラシュートを浮かべてみると、何とポイント毎にイワナが反応してくれる。そして僅か30分の間に7尾を追加して林道に出ることができた。

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終わってみれば後半ウハウハの釣りになったのだけれど、飽食で釣れない説は枝沢で崩れた。
謎は鱒々深まるばかりだ(^-^;

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July 17, 2023

9回目での不可思議

先週前半は晴れて暑い日が続き、山岳渓流に涼みに行きたいなぁと思っていたところ、釣り兄貴goo~さんからご連絡があって、木曜日にご一緒いただくこととなった。
当日goo~さんには、朝8時前に我が家までお越しいただき、ステップワゴンで大井川を遡る。
いつものコンビニでお昼を調達して街道を北上すると、暫くしてぽつりぽつりと雨が落ち出した。その勢いはどんどんと増していき、1時間後にはワイパーの高速が間に合わないほどの降りに。これじゃあ釣りはムリかなと心が折れかかったが、山の上の天気は行ってみなきゃわからないと思いながら先に進む。車中で相談して、以前原因不明の濁りでも良い釣りが出来た、南アルプス入り口の支流に入ることとした。
10時半に現地到着。雨は降っているものの、午後から曇りになるという天気予報を頼りに、レインウエアを着込んで川辺に立った。しかし流れは茶色く濁っている。増水はしていなかったので、少しは釣れるだろうと高を括ってスタートしたが、魚の反応がない。30分ほど経った頃に、ようやく小さなイワナがBHラッシーを咥えてくれたが、それからは無反応が続いた。
午後になって雨も上がり、かなり遡った所でようやく2尾目がヒットしたが、すぐにバラしてしまう。そして間もなく、終点に辿り着いてしまった。

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一旦車まで戻って少しだけ移動し、大井川本流との合流点へ降りてみると、長竿を操る餌釣り師が居たので、様子を聞かせてもらおうと思い近づいた。
姿を見た時に、一瞬あれ?と思ったが、話しかけてお声を聴いた瞬間、自分も良く観させていただいているユーチューバーさんであることに気が付きびっくり。暫しお話をさせていただいたが、初対面の自分たちにも丁寧に情報を教えてくださる、大変気さくな方だった。

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その後、30分ほど釣りをして、お腹に鳥か大型の魚にでも齧られたような傷のあるちびあまごを1尾キャッチし、午後3時に終了。今期最低の釣果に、こんな日もあるかなと諦めの一日となった。
それにしても、この渓に入ったのは、今シーズン9回目。これまでは、ほぼ2桁釣果を達成してきた実績があったが、今回の無反応は理解不能。魚が急にいなくなるはずもないし、何が魚たちを籠らせてしまったのか、理由が知りたいものだ。

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