July 07, 2025

そこで先行者って・・

一年の後半に入った先週は、重なる野暮用と雨のおかげで、金曜日になってようやく独り大井川の支流へ向かうことができた。
車止めゲートへ9時半に到着。林道の登り坂を20分ほど自転車を押し、やや平坦になったところで跨って、更に20分ほど走って入渓点へたどり着く。流れに降り立てば、水量はやや多めながら澄んでいて、条件は悪くなさそうに思えた。しかし、9尺のてんから竿にBHラッシーでポイントを探っていくものの、暫くの間反応は皆無。40分ほども経って、ようやく25cmのイワナをキャッチすることが出来た。
正午を過ぎて、中間点の堰堤を越えてからは、ようやく活性が上がる。瀬のようなポイントから、ぽつりぽつりとイワナを追加して、いよいよ前回ほぼ尺イワナと出会った小プールに差し掛かると、何と上流から二人の餌釣り師が下って来るではないか。話を聞いてみると、この区間は少し先までやったがほとんど釣れなかったとの事。それでも竿を出してみたが、やはり魚の反応はほとんど無く、本筋は14時で終了として林道に上がる。その後、枝沢に入って30分ほど竿を振り、27cmを頭にイワナ3尾を追加し、合計9尾で一日の釣りを終えた。後に知ったが、この日は東海地方の梅雨明け。気温が高くなるという天気予報だったので、ウエットウエーディングで流れを歩いたが、標高が1000mを越えるというのに水が全く冷たくない。魚の活性が今一つだったのは、水温の影響もあったのかもしれない。

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さて、帰り道はほとんどペダルを踏むことなく、楽々と車に戻る。渓では、サルナシが花実を付けていたが、大きく育って熟す秋口になったら、このルートで再度イワナたちに挑戦したいと考えている。

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June 30, 2025

倒木どかして転がって

6月後半に入った先週は、水曜日になって身体が空いたので、色白の渓魚が棲む隣県北部の渓へ、涼を求めて独り出かけた。
N-ニャンを駆っての順調な道中だったが、いよいよ渓の入り口というところで、道路を塞ぐ倒木に遭遇。車から降りて確かめると、何とか一人でも動かせそうと思い、うんしょうんしょと引きずって無事開通。9時前に、いつもの道路脇の駐車スペースに辿り着いた。

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そそくさと釣り支度を整えて、川に向かって斜面を下ろうとしたら、いきなり滑って身体が一回転。とっさに右手で小枝の束を掴んで止まり、大ごとにはならなかったけれど、お尻と両手と肘が泥だらけになってしまった。
流れに降りて手を洗い、2.7mのてんから竿に信頼のBHラッシーでポイントを探っていくものの、魚の反応がない。1時間ほども遡った堰堤で、ようやく小さなイワナが掛かってくれた。その堰堤を越えてからは、ぽつりぽつりと反応が出始め、12時半頃までに8尾のイワナをデジタルキープすることができて満足する。
午後は、下流部でアマゴを狙おうと思い、車で少し街道を下る。渓が開けて民家の建ち並ぶ里川区間に、初めて入ってみた。すると、小さな魚が頻繁にライズしていたので、毛鉤を黒パラシュートに結び替えると、ちびちゃんが盛んにアタックしてくる。釣れてきたのは、当歳モノと思しきちびアマゴばかりだったけれど、6寸クラスも2尾ヒットし、午後3時までゆる~く楽しむことができた。

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ところで午前中には、絶対に動きそうもないような大岩に乗ったらぐらっときて、流れにドボンしてしまったが、幸い浅い所で被害はなし。3度のアクシデントに遭い、釣りはやっぱり無事で帰ることが一番大事だなと、改めて思う一日だった。🐸

Xga2025062701-448x336 中1日置いた金曜日は、お昼にならここ食堂のお蕎麦を食べたいなと思い、ついでにてんから竿を携えて原野谷川へ出かけた。😅
到着は10時半を過ぎたが、先行者の気配は無く、スタートからしばらくして春に放流した残りらしきニジマスがヒット。そこから午後1時までの2時間半ほどで、アマゴ2尾、ニジマス4尾、カワムツ3尾が2.7mのてんから竿を曲げてくれた。魚たちは、冬季のようにプールにかたまってはおらず、ガンガン流れの芯や瀬で出てきてくれて、意外と胸ときめく釣りを楽しめた。

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そして遅めの昼食だが、残念なことにならここ食堂は近年3回目の値上げをしていた。冷しとろろ蕎麦が100円値上げの900円となっていたのにはちょっとがっかり。それでも、200円プラスの大盛を美味しくいただき、身も心も満ち足りた。

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June 23, 2025

ゆるりと遊ぶ山岳渓流

晩酌の後で通販サイトを眺めるのは、リスクがあることは重々承知なのだけれど、またうっかり?ポチっとしてしまった。(^-^;
最近活躍のオレンジ色の竿が届いてから、わずか2週間とちょっと。2.4mくらいの短い竿が欲しいなぁと思っていたら、折悪く6・7・8尺のスリーウエイズームの小物竿を見つけてしまった。製品名は「遊流里(ゆるり)」。値段も梅子さんでお釣りが出るので、ダメ元でイイやと発注すると、早々2日後の13日に届いた。

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早速その竿を携えて、先週火曜日は近所のてんから師Sさんにご一緒いただき、山岳の渓魚での入魂を目論んだ。
Xga2025061725-448x336 午前8時半に車止めへ到着。流れは増水し薄く濁りが入っているので、1時間弱登山道を登った辺りから入渓する。そして、最初のポイントでSさんと自分にイワナがダブルヒット。あっさりと入魂が叶ってホッとした。そこから実釣5時間ほどで、多くのイワナと出会えて大満足。本来は小物竿である「遊流里」が、渓流てんからでも通用することが確かめられて、とっても嬉しい一日となった。

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中一日置いた木曜日は、釣り友無糖さんとてんから釣りのお稽古をすべく、大井川の支流へ向かった。
10時半前に車止めへ到着し、自転車に乗り換えて林道を走る。途中でヤマウドを見つけて写真を撮るなど、のんびりと走行して、20分ほどで入渓点へ到達。

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ところが、渡らなければならない本流が増水し白濁りしている。渡渉はかなり危険と判断して、登山道を大きく迂回することにした。たっぷりと汗をかきながら高い峠を越えて、1時間近いタイムロスと、想定外の体力消耗の末、ちょうど正午に流れへ降り立つ。本流とは違い、流れは澄んでやや増水レベルの好条件だ。コンビニおにぎりで腹ごしらえして、すぐ目の前のポイントに毛鉤を送り込めば、いきなり7寸ほどのイワナがヒットした。
Xga2025061950-448x336_20250620184101 それから2時間半、遡った距離はわずかだったが、美しい8寸アマゴと逞しい9尾のイワナをデジタルキープし、帰り道での消耗を考えて早仕舞いとした。
この日も「遊流里」が活躍してくれたが、ゆるりとした一日ではなかった。でも、本当に楽しく遊べた一日になったと思う。
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日曜日にサッカー、中一日で登山道渓流釣行、また中一日で登山道渓流釣行、更に中二日でサッカー・・・流石にちょっと疲れたなぁ(^-^;

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June 16, 2025

オレンジからのアスパラグリーン

先週月曜日に静岡県も梅雨入りし、日曜日から水曜日まで雨が降ったり止んだりした。川はさぞかし増水しているだろうなぁと思いつつも、金曜日になって大井川支流の様子を見に行くことにした。
今シーズン6回目となる渓の入口へ、午前10時過ぎに到着。橋から見下ろす流れは増水し、青白く濁っている。ヒップブーツでは途中撤退もあるかなと思ったが、林道を10分ほど歩いて入渓。空は曇って陽は差さないが、オレンジ色のてんから竿を握れば、気持ちは少し上向いてくる。すると、ほどなく流れの脇から20cmほどのイワナが出てくれた。そこから1時間と少し、なんとか渡渉を続けて、4尾目をキャッチしたところで、退渓ポイントに辿り着いた。

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一旦林道に上がり、車まで戻って車内で昼食タイム。午後の部は、ヒップブーツでも楽勝な小渓流へ、車で10分ほど移動する。その規模に合わせ、竿を2年前に買ってから出番がほとんど無かった、2.1mの「つりぱす」にチェンジ。アスパラグリーンという明るい緑色が、薄暗い渓に映える。岸辺には、まだ水が滴る先行者の足跡が残っていたが、構わずにポイントを撃って行くと、すぐに小振りなイワナが反応してくれた。そもそもこの竿は小物専用設計だが、小継のために胴が太くパワーがあり、イワナとのファイトにも負けず楽しく感じる。そこから2時間ほど遡って、午後3時半過ぎで終了。釣果はサイズこそ7寸強止まりだったものの、数は午後だけで二桁を達成して、満足の一日となった。それにしても、カラフルな竿というのは、気持ちも明るくしてくれるような気がする。道具というものは、雰囲気も大切だなぁと思う次第だ。

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さてこの週末は、金曜日に釣り、土曜日は吹矢、日曜日はサッカーと、動・静・動の遊びで締めくくった。高齢者として、残る人生をどのように楽しんでいけるか、まだまだ色々とチャレンジしていきたい。

 

 

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June 09, 2025

ラッキーカラーのはずが・・

先週は、通院やら車検やらの野暮用に加えて、前半は雨が降ったりしたので、釣りに行けたのは週末金曜日となった。
朝目覚めてからも行き先を決めかねていたが、午前8時に家を出て二つ目のT字路で、左折を選んで山梨県方面へ向かう。高速道路をフルに使い、工事車両がばんばん走る街道を進んで、10時過ぎにいつものゲート前に到着した。
朝の情報番組で、今日のてんびん座は第1位、ラッキーカラーはオレンジというので、前回幸運のほぼ尺を釣ったてんから竿を選択。いつもあまり入らないゲート脇の流れからスタートすると、すぐに小振りなイワナがヒット。しかし、ランディング直前でバラシをやらかした。すると、そこから反応が少ないのにもかかわらず、5連続のバラシたりスカしたりで大焦りになる。結局1尾目をデジタルキープできたのが、その区間最後の堰堤で、時既に正午前だった。
午後は堰堤を2つ越えた本命区間に入ったが、先行者の影響か激渋。偶に釣れても4寸クラスのちびちゃんだ。あっという間に終了予定の3時が近づき、たどり着いた堰堤で何とか8寸強をキャッチし、5尾という残念な釣果を残して下山した。星座占いを信じてルンルン気分だったが、もう絶対に騙されないようにしよう。(^-^;

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Xga2025060725-336x448 ところで、この日釣り始めてすぐに、岸辺でフォーセップを拾った。錆びも出ておらず綺麗な状態なので、落としてから日が経っていないものと思われる。一応確保してあるので、落とし主が現れれば渡したいが、それは奇跡的な事かもしれないなぁ。

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June 02, 2025

約束の渓へ再び

昨年9月に1年越しの約束で訪ねた渓へ、今シーズンも行ってみませんかと、清水のルアーマンで拙ブログにコメントをいただいている、サノチヨミツさんからお誘いがあった。そこで日程を調整し、先週水曜日にご一緒いただくことになった。
Xga2025052801-448x336 8時半に車止めで落ち合い、釣り装束を整えて林道を歩く。梅雨入りを前にして、天候が不安定な日々が続いていたが、この日は幸い晴れてくれ、青空と山の新緑が目に眩い。色々と釣り談義を交わしながら歩を進めれば、入渓点までの1時間がずいぶん短く感じられた。
Xgasano2025052804-336x448スタートは枝沢から。実績のある堰堤はお留守だったが、そこを超えればぽつりぽつりと反応がある。すぐに中型のイワナがヒットし、2尾目は27cmの良型が、7ft1番のJストリームを曲げてくれた。その区間を30分ほど遡ると、段差がかなり厳しくなってきたので、その先へ進むサノさんと分かれて、自分は一旦本川まで下る。そこから、2日前に届いた9尺てんから竿ジョインタースプラウトに持ち替えて、枝沢の下流区間を釣り、昼食までに二桁を達成することができた。
午後1時に枝沢出合に集合することになっていたので、付近の本川に竿を出すと、枝沢ほどではないが魚の反応がある。流れはやや増水して白濁りが入り、魚の警戒心も緩むかなと思っていたら、狭まった流れが広くなり、左右両側に反転流ができるポイントで、竿にずしんと魚信が伝わる。タイミング良くアワせると、9尺竿が胴から撓った。そこにちょうどサノさんが降りてきて、声援を送ってくれる。パレるなよ~と念じながらなんとか浅瀬に誘導し、良型のイワナがネットに収まってくれた。サノさんがメジャーを当ててくれ、ちょうど30cmの尺イワナおめでとうございます!と言ってくださる。自分としては、尺は30.3cm以上と思っているが、そう言っていただけるならありがたく今シーズンの初尺イワナとしておこうと思う。スプラウトには、最高の入魂が出来たと大いに喜んだ。そこから本川を1時間弱探り、9寸クラスなど数尾のイワナをデジタル・キープして、早めの午後2時で終了。短い時間だったけれど、何とも想い出に残る釣りとなった。

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帰り道も約1時間の遠足。聞けばサノさんは、なんと41cmの大イワナをキャッチしたとのこと。スマホの画像と動画を見せていただき、こんなヤツが居たんだ!と驚いた。次回は秋口に再挑戦しましょうと約束したが、それまで良い夢を観ることができそうだ。
その夜は、PCに取り込んだイワナの画像を肴に、サノさんからこの日頂戴した「喜平静岡蔵純米大吟醸」をしみじみと味わう。こうして、何とも幸せな一日が幕を下ろした。

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よろしければ、1分37秒の動画にもお付き合いくださいませ。 

【後記】
 釣り人の間に、「泣き尺(なきじゃく)」という言葉がある。その意味は、僅かに一尺(30.3cm)に届かず、涙ものの大きさという事だろうと思う。しかし、厳密に、何センチからが泣き尺だという定義はなさそうで、それぞれの釣り人の解釈で使っている用語のようだ。今回、ちょうど30cmという微妙なサイズの魚を釣ったが、自分は改めて29cm以上30cm未満を泣き尺と呼び、30cm以上30.3cm未満は「ほぼ尺」と呼ぼうと思う。まあ、どうでも良い事だけれど(笑)

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May 26, 2025

段々良くなる山岳イワナ

東京の釣り友むんちゃんを、南アルプス入り口の渓にご案内したのが昨年7月。ちょっと苦戦されたが、何とか山岳イワナの顔を拝んでいただくことはできた。そして9月に再挑戦して、少しだけ釣果が上がったが、是非再々挑戦したいとおっしゃっていた。
今シーズンに入り、ゴールデンウイークが過ぎたタイミングで、またいらっしゃいませんか?と連絡すると、是非行きたい!とのこと。日程を調整して、先週火曜日に決行しましょうとなった。
当日は、釣り兄貴カズさんにご一緒いただき、途中の道の駅でむんちゃんと合流し、午前9時前に車止めへ到着。登山道を1時間弱歩いて、目的区間に辿り着いた。Xga2025052012-336x448 すると、最初のポイントでカズさんと自分がダブルヒット。そのすぐ先では、むんちゃんがシーズン初物をキャッチと、上々のスタートを切る。午前中の2時間弱にその区間で5尾のイワナをデジタル・キープして、昼からは本命の上流区間へ移動。しかし、増水気味の流れはポイントが絞り難く、3時間ほど遡って中型イワナを5尾追加し、一旦終了とした。
急な斜面を這い上がって登山道に戻り、1時間ほど歩いて戻って来た途中の堰堤で、もうちょっとだけやってみましょうとなる。自分は、フライロッドを畳んでしまったので、ちょっと遊んでみようと2.4mの短いてんから竿をタックルパックから出し、BHラッシーを投じる。すると、いきなりぐいっと竿を曲げたのが、なんとこの日一番の28cm。幸運にも、続いて更に28cmをもう1尾追加し、大満足で竿を納めた。
さて、肝心のむんちゃんは、数もサイズもこれまでより良かったとニコニコ顔。次回は、尺物と二桁を目標に、再再々挑戦しましょうねと約束した。

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週末土曜日は、久しぶりに近所のSさんをお誘いして、大井川の支流へてんから竿を振りに出かけた。
S__87474181-768x1024-336x448 7時に家を出てのんびりと北上し、9時に車止めへ到着。林道を10分ほど歩いた先の堰堤から入渓する。
流れは若干増水気味で薄く濁りが入っており、条件的には悪くないかと思ったが、魚の反応は少ない。それでも3m竿を振って、昼までの3時間弱で25cmを始め4尾のイワナをキャッチすることが出来た。特に、最後のポイントは広く浅い流れで、狙った訳ではない何気ないキャストにヒット。同じポイントで、Sさんにも26mがヒットして大喜びだった。
その後は枝沢に移動して、まずは昼食。竿を2.1mの超短にチェンジして、もう少しイワナを追加できたらと思ったが、フライフィッシャー2人組が先行していて反応は悪い。雲行きも怪しくなってきたので、雨が降り出す前にと2時を回ったところで終了。ちびちゃん3尾を追加できたにとどまったけれど、まあまあの一日だったと思う。

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この頃は、フライフィッシングよりも、魚とのつながりがダイレクトに感じられるてんから釣りが楽しい。調子に乗って、また1本9尺竿を買ってしまったので、また早くフィールドテストしてみたいと思っている。

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May 19, 2025

てんから週間からの小旅行へ

5月中盤に入った先週火曜日は、てんから竿で遊んでみたくなり、大井川の手近な支流へ独り出かけてみた。
1か月ほど前にgoo~さんと挑戦した際は、増水の悪コンディションで見事に魚たちにフラられたのだが、魚は居ると信じて入渓する。しかし、今回もスタートからしばらくは無反応が続いた。それでも30分以上が経過して、最初の中型イワナが3mのてんから竿をぐいっと曲げてくれると、そこからはぽつりぽつりと反応が続き、結局3時間ほどで6尾のイワナをデジタルキープすることができた。しかも、28cmと26cmの良型も出て大満足。退渓点から一旦林道に上がり、いつもの枝沢に再入渓して竿を2.4mの並継にチェンジし、小振りなイワナを追加して二桁達成。2本のてんから竿でのファイトを満喫でき、満足な一日になった。

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Xga2025051324-448x336 ところで、枝沢に転戦して遡行する際、大きな岩に足を乗せたら、そこにマムシが居た。飛びつかれなかったのは、本当に運が良かったと思う。最近山岳方面では、熊の出没の情報が相次いでいるが、こういう危険生物がいることも、忘れてはいけないと思った次第だ。

中一日置いた木曜日は日中に時間の余裕が出来たので、今度は是非アマゴをてんから竿で釣ってみたいと思い、昼食を兼ねてホームリバーへ出かけてみた。
9時過ぎの遅出でも、入渓は午前10時。ゴールデンタイム突入で、増水した流れからいきなり良型のアマゴがBHチーノに出た。久しぶりの出番となったPOP☆STERが、胴から曲がって楽しい。その後も、ニジマスとアマゴが交互に出て、放流モノながら濃密なファイトを楽しむ。遅い昼食までの約3時間の釣りは、思いもよらぬ絶好釣になった。

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Xga2025051561-448x336 良い釣りが出来た嬉しさに、ついつい釣り仲間のみなさんへ釣果報告したところ、翌日はお二人ほどが現地に赴かれた。しかしながら、魚の活性は激落ち君だったそう。今日釣れたのに明日は全然ダメというのは、本当に釣りあるあるだなぁ。

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迎えた金曜日は、女房殿と愛知方面へ1泊の小旅行へ出かけた。
朝9時に家を出て、新東名から伊勢湾岸道へとN-ONEを走らせ、11時にジャズドリーム長島へ到着。昼食を挟んで買い物を楽しみ、予約を取ってあった蒲郡市西浦町の「姫宿花かざし」に向けて、午後2時半に出発。伊勢湾岸道では工事の大渋滞にハマり、国道23号線に入ってからは、大型トレーラーと乗用車の事故直後に遭遇し、午後4時到着予定が大幅に遅れて、午後5時半に宿へ到着した。
「花かざし」には昨年4月に初めて宿泊し、施設・食事・サービスに価格とすべて大満足だったので、リピートを計画。今回も露天風呂付ツインルームでのんびりし、彩り鮮やかで美味しい食事を楽しみ、温泉につかってゆっくりと身体を癒した。翌日はチェックアウト後に、併設のねこカフェ「猫宿はなはな」でたくさんの猫ちゃんたちにこれまた癒され、帰途に就く。途中、道の駅潮見坂で軽い食事を摂り、浜松市内に入ってコストコなどで買い物を楽しみ、午後4時頃無事に帰宅。我が家のねこたちに玄関でお迎えを受け、旅も良いけどやっぱり我が家はやっぱり好いなぁ~と思った。

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「猫宿はなはな」で撮ったショート動画を2本YouTubeにアップしましたので、猫好きな方には、参考までにご覧いただけると幸いです。

    

 

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May 12, 2025

隣県源流は、まだ早かった・・かな

GWが明けた先週は、源流イワナとの出逢いを求めて、水曜日に隣県北部まで出かけてみた。
2025050802-448x336 前日に連絡を取り合った、清水の若様と八兵衛さんのお二人と、途中の道の駅で合流。そこから車を連ねて中部横断自動車道・国道52号線・県道・広域農道をひた走る。2時間ちょっとで到着した、渓の入り口の民宿で年券を買い、自分は当初目的の源流部へ、お二人は途中の支流へと分かれ入った。
9時半に標高1300mを超える地点の林道ゲートへ到着。外気温は11℃と低く、ネルシャツにフリースベストしか着てこなかったことを後悔する。それでも、林道を歩きだせば寒さを忘れ、20分ほどで目当ての堰堤上に辿り着いた。幸い、先行者の気配は無く、ハーディーのグラス6ftのロッドにいつものBHラッシーで、まだ木々が葉をつけていない明るい渓を独り遡る。曇りがちの空から時折陽が差すと、花崗岩由来の白砂が眩しい。流れに手を入れてみれば強烈に冷たいが、たぶん雪代の影響なのだろう。そのためか、魚の反応はかなり渋い。それでも昼までの2時間で、4尾のイワナをキャッチ。どれも6寸に満たないようなちびちゃんだったけれど、原種を思わせるような野性的な姿をしていて、十分に満足することができた。

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午後は車で少し移動して、流れの太い本流区間と、支流の導入部を探ってみたが、1時間半ほどでイワナを3尾追加し、3時前に終了。思うほどの釣果は得られなかったけれど、この水系のスタートとしては、こんなものだろうと思う。年券の元を取るため、9月までにあと4回は通うつもりだ。後で聞けば、若様八兵衛さんのお二人も、ドライで楽しい釣りをされたそうで、何よりかと思った。

ところで、午前中の釣りを終えて林道を下る際、川から上がって来たルアーマンと鉢合わせし、色々と話をしながら車まで戻った。ゲートの少し手前に来たところで、ルアーマン氏が足を止め、山の方を眺めている。そこには柵で囲った何かがあったが、氏のお話では、そこに鹿や野生動物の内臓などを置いて、熊を寄せるものだと言う。なので、この辺りでは特に周囲に注意して歩いてくださいと。どうりで氏が、派手に熊鈴を鳴らしながら歩いていたわけだと納得した。

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May 05, 2025

誕生日尺岩魚の渓へ

GW中盤に入った先週木曜日は、昨年9月の誕生日に、素晴らしいプレゼントを贈ってくれた大井川の支流への、今シーズン初釣行に挑んだ。
釣り友アマゴ27さんと、10時に車止め集合を約束。少し早めに家を出たおかげで、9時半に着いてしまったが、アマゴ27さんは既に到着されていた(笑)。Xga2025050103-448x336 自転車で少し走って入渓点へ到着すると、本流の水量が結構多い。どうやら雪代が出て増水しているようだが、濁りは無く釣りは出来そうだ。ドライフライで挑むアマゴ27さんに先行していただき、自分はいつものBHラッシーでのんびり釣り上がる。
最初の1尾は小さなイワナ、続いてアマゴが釣れ、良いスタートだなと思ったが、それからは渋めの反応が続いた。特に、ここは出るだろうと思う1級ポイントから反応がない。先行者云々ということではなく、どうも魚たちはまだ岩の下にでも隠れて居て、動き出していないのでは?と思われた。それでも、丹念にポイントを攻めていくと、ぽつりぽつりとアマゴとイワナが釣れ、終わってみれば二桁達成。サイズはイワナの8寸が最大だったけれど、雪代が収まれば、もう少し良い釣りが出来そうだ。今回は、誕生日尺岩魚ポイントまでたどり着けなかったが、梅雨入り前に、是非とも再挑戦したいと思っている。アマゴ27さん、また次回の釣行を楽しみにしております。

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